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11月/霜月

●3名様以上でのご利用はお控えください。(席を分かれてのご利用は不可)
●お子様連れでのご利用はお控えください。
●水木曜定休、ご来店の際はツイッターをご確認ください。

きたる冬に備え、煙突掃除と薪運び。今年もそんな時期がやってきた。
慣れたものだけれど、毎年この時期になると嬉しいような、
ちょっとそわそわするような、そんな感覚になる。

畑仕事は引き続き芋掘り、そして霜除けのためにサラダを不織布で被い、
越冬する芋類に土やビニールを被せる。
小松菜、ルッコラ、レタスの種まきも霜が降りる前に済ませておく。
玉葱の苗を植える。マルチ張りも少し慣れてきた。今年は500本程度を植える。
大根、白菜が育つ。里芋、ヤーコンが旬を迎える。

今月のコーヒーは引き続きコロンビア・ポパヤン・スプレモになります。
先月の焙煎で落としどころを把握できたので、
今月はよりポイントをついた焙煎を目指します。
どうぞ宜しくお願いします。

10月/神無月

●3名様以上でのご利用はお控えください。(席を分かれてのご利用は不可)
●お子様連れでのご利用はお控えください。
●水木曜定休、ご来店の際はツイッターをご確認ください。

荒れ狂う暑さのことをようやく忘れることができそうな10月を迎えて、
僕はとても穏やかに過ごしている。
ここまでくると今年もなんとかやれたなと安堵して、
来たる冬に備えるための準備をはじめる。

大まかにいうと、4月から9月までが「動的」な時期で、
10月から3月までは「静的」な時期と捉えているので、
これからは僕の仕事的にも、料理の内容的にも起伏の少ない「静」なものになっていく。
秋冬の食材は、春夏のそれと比べると穏やかで、場合によっては淡白なものが多い。
夏の自己主張の強い連中のあとでは少し物足りなさも感じるけれど、
冬がはじまる頃には、その淡白さがなんともいえなくなる。

芋掘りがはじまる。
まずは安納芋、それからヤーコン、里芋と続く。
年中続く畑仕事も、これからの時期は少しだけ楽ができるので、
コーヒー豆の焙煎や料理の試作などに力を入れていきたい。

9月/長月

●御来店はひと組2名様まで、広いテーブルのみ3名様まで。
●お子様連れでの御来店はご遠慮下さい。
●水木曜定休、ご来店の際はツイッターをご確認ください。

10月〜12月はコーヒーにつかう豆が、タンザニアからコロンビアの豆にかわるので、
今はコロンビアの試験焙煎をしている。
タンザニアを継続して焼いた経験値が僕の焙煎の土台になっているので、
それをもとにコロンビアを焼いていく。
コロンビアは懐が深い豆だ。
狙いどころが多少ずれてもそれはそれでおいしく飲めるので、
そのおおらかさにこちらが乗っかってしまった方がいいように感じている。
眉間に皺で神経質になって焼くのではなく、とにかくおおらかな気持ちで相対する。
「スプレモ」と表記される豆だけれど、臆することなくどんどん焼いていく。

「コロンビア ポパヤン スプレモ」

ポパヤンの街の写真を検索してみると、白を基調にした建物の写真がたくさん出てきた。
教会も街も見ず知らずの旅人を陽気に受け入れてくれそうな佇まいだ。
この「ポパヤン スプレモ」もそんなコーヒー豆だと感じている。

8月/葉月

●御来店はひと組2名様まで、広いテーブルのみ3名様まで。
●お子様連れでの御来店はご遠慮下さい。
●水木曜定休、ご来店の際はツイッターをご確認ください。

ダルカレーの研究。

チキンカレーは味の柱があるので、カレーとしてつくりやすいのですが、
豆カレーはとにかく豆を意識した味つくりになります。
ココナッツを入れるか否か。入れた方が味に幅が出るけれど、
豆の風味が薄れるという弊害もある。
チキンの場合はそこを押し切れるだけの力強さがあるので、
ニンニクや生姜も入れてエンタメ性の高いひと皿になる。
今のところの豆カレーはココナッツもニンニクも生姜も入れず、
玉葱、油、スパイス、レンズ豆、トマト、塩でつくっている。
仕上げにバジルかパセリを加え、黒胡椒をガリガリする、
とてもシンプルなカレーである。
もっとなにかしたい、けれど、なにもしてはいけない、そこでとどめている。

知人の鮨屋さんに炊飯について教えてもらったのだけれど、
1回の炊飯はガスの大釜で5kgの米を炊くそうだ。
大釜の中で米を踊らせるのがポイントと言っていた。
知人のうどん屋さんも大鍋で湯を沸かして麺を踊らせると言っていた。
同業者との会話の端々にヒントは転がっている。
僕はターメリックライスでいきたいと思っている。
今は鍋炊きだけど、いずれはガス炊飯器で研究したい。
3升炊きのガス炊飯器、考えるだけで少しばかり興奮します。

7月/文月

●御来店はひと組2名様まで、広いテーブルのみ3名様まで。
●お子様連れでの御来店はご遠慮下さい。
●水木曜定休、ご来店の際はツイッターをご確認ください。

今冬あたりから春夏秋冬でコーヒー豆の種類をかえていけないかと考えています。

1,2,3月 グアテマラ 4,5,6月 ブラジル 7,8,9月 タンザニア 10,11,12月 コロンビア
例えばこういった具合です。

タンザニアを2年ほど継続的に焼いてきて、
自分なりの手応えと安定感を感じられるようになりました。
幅を広げていくにはちょうど良い頃合いなのではないかと思っています。
「3ヶ月ごと」という括りで一定期間継続して焼くところがミソなのです。
焙煎に充てられる時間がどうしても限られるので、
一定期間継続して焼くことで、その豆に対する理解もより深まるであろうと考えています。
焼いてみたい豆もたくさんありますが、一度にまとめてというわけにもいきませんので、
意欲が冷めぬうちに生豆を仕入れて、コツコツと試験焙煎をはじめてみようと思います。
ひょんなことから自分で豆を焼くようになり、それにつきあってくださるお客さんにも恵まれ、
そのおかげで少しずつですが技術が向上し、理解が深まっています。
研究対象があるということが僕にとっては大切なのだろうなと思います。

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