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赤ワイン煮込み

凍てつく日は、煮込み料理が心をほぐしてくれます。
なかでも、牛肉の赤ワイン煮込みは、此の時節ならではのお料理です。
厚底の鍋を火にかけ、惜しげもなく赤ワインを注ぎ込み、
そして、煮込みが出来上がるまでの間は、
鍋の側で、スツールにでも腰かけ、
写真集なぞをパラパラと捲りながら想いに耽る。
そのまま居眠りでもして、ふと我に返った頃には、
台所は、煮込みの香りで満たされ、
鍋の中もいい頃具合になっていることでしょう。


1月18日 水曜日は、定休日となります。 
誠に勝手ながら、1月20日 金曜日は、17時までの営業とさせて頂きます。
宜しくお願い申し上げます。

pâté

朝から雪のちらついた冬日。

こしらえたのは、鶏の白レバーと黒オリーブ、ケッパーをあわせたパテ。
そのやわらかな風味に、寒さで寝ぼけたわたしの味覚も、ぱちりと眼を覚ましました。

"クセがある" といわれるレバーですが、
味のあるactorの如く、そのひとクセが、劇の一場面には大切な要素となります。

映画 "Smoke" のHarvey Keitelのように。

1月19日 水曜日は、定休日となります。 
宜しくお願い申し上げます。

文月

陽が落ちるまでの喧騒とは裏腹に、
闇に包まれるや否や、穏やかな水面の如く静まり返る。
そして、其の夜最初の花火が夜空へと舞い上がる。
喧騒は歓声へとかわり、
花火に照らされ赤黄に染まる地の人
其処には夏の表情が、夏の笑みが、夏の輝きが。

7月1日 木曜日よりメニューが替わります。 

畑の夏野菜にシンプルに手を加えたお料理、
そして、スープは冷やしてご用意致します。
夏のテーブルで楽しい時間をお過ごし下さい。

また、7月には、"青色"の企画も予定しております。
明細は、また後日お知らせ致します。

卯の花月

四月となりました。 

庭の紫陽花の芽も、随分ふっくらとしてきました。
畑の新玉葱やニンニクも、土の中でしっかりと、うま味を蓄えている様子です。
日の出の時刻が早まり、気温が上がり、日の入りの時刻が遅くなる。
すると畑は日に日に緑と化し、
するりと茎を伸ばし、
両腕を広げたような、勢いのある葉に成長します。

本日よりメニューが替わります。

スペルト小麦とマスタードをあわせた料理や、
豆の焼きクロケット、
鹿児島産の鶏肉の料理には、
酸味を効かせたソースを添えます。

麗らかな日差し注ぐ季節となります。
グラスの白ワインとランチの組み合わせというのも
素敵な時間の過ごし方といえるのではないでしょうか。

花の咲く姿というのは、
見る人の気持ちを、やわらかなものにしてくれます。
いつもより、少しばかりゆったりと時間が流れるような気がします。

近所の田んぼにも水が入りました。
そんな季節なのだと、改めて感じた、
四月最初の木曜日です。

如月

二月となりました。 

節分、立春、梅の開花と、春も近しといえる月となりました。
本日より、メニューも新たになります。
ランチでは、 オーブンで蒸し焼きにした人参をベースとしたスープ、
クミン、オレガノなどスパイス香るチリビーンズ、
宮嵜産の鶏肉の蒸し鶏などをご用意してございます。
デザートでは、優しい甘さのチョコレートタルト、
クコの実をアクセントにしたホウレン草のロールケーキなどが加わりました。

寒い寒いと連呼しつつも、
耳をそばだてると、
もう其処まで来たであろう春の足音が、
一歩、また一歩と聴こえてくることでしょう。
鳥達も少しずつ庭に戻ってきました。
新芽が芽吹き、鳥さえずり、わたしたちの気持ちも麗らかに。

皆様の御来店、お待ち申し上げております。

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