【印刷用レイアウト】

道具の余生

リトルムッシュの店内には 
所謂 「古道具」とよばれる
かつて道具として活躍していたモノがディスプレイされています。
脱穀機はメニューを掲げる役目となり
瓶(かめ)は花を活けたり、傘たてとなったり
使い方が正しいかどうかはわかりませんが、
なにかしらの利点をみつけて使用しています。


内装の解体時に出た柱や床の基礎材木の一部は
駐車場のタイヤどめなどに利用しました。
しかし再利用した資材があるなかで、
産業廃棄物として処理されたモノも多分にありました。
リノベーションとは再生の背に廃棄があるものだと考えさせられました。


自動車をはじめ、内燃機関を動力とする時代も終焉を迎えつつあります。
廃棄を考えたときこそ、再生のアイデアが生まれるのかもしれません。


しばらく袖を通していないシャツを染めてみる
欠けてしまった器をリペアしてみる
モヌケの殻のキャビネットを塗装してみる
擦れた椅子の座面をストライプの生地に張り替えてみる


買い替えで得られる満足と、再生で得られる充足
ちょっとしたことでシーソーは右に傾くのかもしれませんね。

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