【印刷用レイアウト】

衣替え

星がきれいな夜です。 


秋深まりつつある昨今、
店内の"衣替え"ならぬ"模様替え"をしました。
テーブルレイアウトをあらたにしました。
お気に入りのオークの二本脚長テーブルをカウンターとしました。
南側の大きな窓から差し込むうららかな日差しが、
店内に気持ちよく広がります。
壁に向かって座り、文庫をひろげるのが好きなわたしには、
格好のカウンターとなりました。


活字から目を休めるときには、
荒い起伏のあるモルタル壁を眺めます。
解体時に偶然残ったこの壁と天井の起伏は、
わたしにとっては思い入れの深い箇所です。
どちらも二度下塗りをし、上塗りも二度三度と繰り返しました。
荒い表情を残しつつ、柔らかな印象をあたえてくれるこの壁と天井は、
毎日眺めても飽きることはありません。
ペンキだらけになり、貫禄の増したヘリンボンのオーバーオールも、
わたしにとっては思い入れの深い一着となりました。


夜には、秋の虫の音がコロコロと響きわたります。
お店の音楽を小さくして、秋の交響曲を聴きながらの食事も、
趣のある時間となることでしょう。

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