【印刷用レイアウト】

定休日のお知らせ

三連休も終え、11月も残すところ僅かとなりました。 

薄くなったカレンダーをめくると、
あと一枚で、今年も終えるということを実感できます。
過ぎ去った十一ヵ月
これからむかえる十二ヶ月目
皆様にとっても有意義なひと月でありますように。

11月25日 水曜日は、定休日となっております。
宜しくお願い申し上げます。

analog

水銀の体温計を脇に挟み待つこと三分。 
時計の針が三回まわるのをじっと眺める。
日常のただ疎かにしてしまう三分と比べ、
なにか意味のある時間ような気がする水銀の体温計と過ごす三分。

バネ秤の体重計にのる。
自分の成長の標が定まるまで、
身動きをせず、
左右に振れる数字を見下ろし、その値を予測する数秒。

アナログには "待ち時間" がつきものです。
レコードの針を落としてからの無音の数秒。
その数秒が、これから聴くであろう音に対する期待を膨らませてくれます。
今では数少なくなった凸版印刷。
その仕上がりの美しさもさることながら、
凸版一文字のディテールや、凸版印刷機のもつ、それ自体の存在感は、
他には替えられないものがあると感じます。

愛くるしいピアニカの音色や、カリンバの弾む音。
時を知らせる鐘時計の厚みのある音。
または、間もなく耳にするであろう108回の除夜の鐘。

物の価値観を大切にしていきたいと感じた、
11月 3度目の金曜日です。

ひざ掛け

寒風じわりと迫る霜月の半ば。

セージの花は赤く咲き、
綿花がふわふわと細い枝からぶら下がる。
季節はずれな鮮緑の紫陽花の葉とは対照的に
古木の栗柿は褐色の葉で足下を覆う。

リトルムッシュでは、お席で温かく過ごしていただけるよう
ステッチをあしらった、ひざ掛けをご用意致しました。
100cm×70cm のゆったりとしたサイズのひざ掛けは、
壁際の三角ハンガーにかけてございますので、
上着はハンガーに、脚にはひざ掛けを。
くつろいで時間を過ごしていただければと思います。

クリスマスのプレゼントや年賀状、
お正月の過ごし方などのことが、
頭を過る時期となりました。
わたしは、久方ぶりにカメラを手にして、
年賀状の写真を撮りました。
来る2010年の歩みをテーマに掲げた一枚です。
腕を振り、大股で歩くのではなく、
わたしたちのスタンスで、
遅くも無く速くも無く、
背筋を張り、しっかりと前を見据えて。
この言葉通りの一枚となったかは定かではありませんが、
わたしたちのお気に入りの写真となりました。

さて、畑では冬野菜の収穫も間近に控えていますが、
来年の収穫にむけて、苗の植えつけもはじまります。
11月18日の水曜、19日の木曜日は新玉葱の植えつけを行いますので、
勝手ながらお休みを頂きます。
春先には、"新玉葱のオーブン焼き"をご用意できるかと思います。

宜しくお願い申し上げます。

定休日のお知らせ

一雨ごとに寒さが一歩ずつ近づいてくる11月。
12月にむけて慌しい方もいらっしゃることでしょう。

11月11日 水曜日は、 
定休日となっております。
宜しくお願い申し上げます。

立冬

忍び寄る冬の気配 

雲無き夜空に月は低く照り、
夜風が枯葉を舞い立て、
凛と背筋を伸ばす冬野菜。
明け方の夜露や霜、
遅くなる日の出、
朝早く練ったパンが焼ける香りと、
クリームを落とした熱いエスプレッソ。

薪ストーブを焚きつけ、
しばらくその場に佇む。
薪を足し、もうしばらくその場に佇む。
周りの空気がゆっくりと温もりを蓄える。
もうしばし火を眺める。

刻む時計の指針を忘れ、
ゆるやかなる冬の朝の一時。

早くもむかえる夕刻。
陽は山の背に引かれるように落ち、
すぐさま闇が駆け足で追いかけてくる。
長い夜のはじまり。
日付が変わるまでの、
夏夜より有意義な四分の一日を過ごす。

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