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足下の春

春の花とは、見上げるものは、さぞ美しく、 
また、膝を折って地面との距離を縮めて眺める花々も、
これまた風情があります。
健気に咲く春の花というのは、
わたしたちの気持ちを穏やかにしてくれます。
過ぎてゆく時間の歩みが、
いつもより緩やかに感じます。

「なにもなにも ちひさきものはみなうつくし」

ふと、タンポポの脇で背を伸ばす "つくし" を見つけたときなどは、
これはもしや誰知らぬ春なのではないかと、
微笑みながら、心にその春の姿を刻みます。

空は、やはり二月の其れとはあきらかに違い、
晴れやかな青に、雲の帯の白さが際立ちます。

その爽やかな空の下、
わたしといえば、斧を振り、
半年先のための薪割りが日課となっています。
春に身を置き、冬を想うというのは、
なんともおかしな話です。

4月7日 水曜日は、定休日となっております。
宜しくお願い申し上げます。

卯の花月

四月となりました。 

庭の紫陽花の芽も、随分ふっくらとしてきました。
畑の新玉葱やニンニクも、土の中でしっかりと、うま味を蓄えている様子です。
日の出の時刻が早まり、気温が上がり、日の入りの時刻が遅くなる。
すると畑は日に日に緑と化し、
するりと茎を伸ばし、
両腕を広げたような、勢いのある葉に成長します。

本日よりメニューが替わります。

スペルト小麦とマスタードをあわせた料理や、
豆の焼きクロケット、
鹿児島産の鶏肉の料理には、
酸味を効かせたソースを添えます。

麗らかな日差し注ぐ季節となります。
グラスの白ワインとランチの組み合わせというのも
素敵な時間の過ごし方といえるのではないでしょうか。

花の咲く姿というのは、
見る人の気持ちを、やわらかなものにしてくれます。
いつもより、少しばかりゆったりと時間が流れるような気がします。

近所の田んぼにも水が入りました。
そんな季節なのだと、改めて感じた、
四月最初の木曜日です。

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