【印刷用レイアウト】

海と夏日と影法師

わたしは、早朝の海が好きです。

空が白み始め、東の海岸線からゆっくりと赤らんでくる空、
清潔感に包まれた朝の空気と、
ほぼ無風近い穏やかな風。
沖を東へと向かう船につられ、海鳥も眠たげに羽を動かす。
太陽には、まだ日差しの射てりはなく、
辺りを少しずつ照らしてゆく。
海に浮かぶは、気兼ねないいつもの顔ぶれ
この表浜で過ごす朝は、わたしにとってかけがえのない時間です。

かけがえのない時間、其れにまつわる空気というものは、
決して形に残るものではありません。
to do list は、さっさと引き出しの中にしまい込み、
時計の指針の動きを忘れ、
そして、其の時間、其の空気の中で、なにかしら感じたことや、
僅かな時間であれ、我と向き合ったこと、
ふと耳に届いた音や、誰かとの他愛もない会話、
其処は自分にとってかけがえのない場所、時間、そして空気。

6月9日 水曜日は、定休日となります。 

宜しくお願い申し上げます。

日々を綴る

2010年6月
« 5月   7月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  
カテゴリー
最近のエントリー
アーカイブ

ページの先頭へ戻る