【印刷用レイアウト】

打ち水

朝夕の打ち水が日課となるような暑さが続いております。 
 
野外にさらけ出した肌は、煎り豆の如く陽にさらされます。 
其処で、自分の廻りの地面や、庭先に、勢いよくパァーっと水をまきますと、 
跳ね返る飛沫とともに、清々しい涼が得られます。 
 
これだけの陽差しであれば、 
冬のために割った薪もよく乾くであろうなどと、 
二節先のことを考えるも、 
やはりこの暑さの中では、冬の風すらイメージできず、 
打ち水の際、現れた小さな虹をぼんやりと眺めながら、 
自らも陽炎の如く、ゆらゆらとしてしまいそうな七月の下旬。 
 
 
明日、7月28日 水曜日は、定休日となります。 
宜しくお願い申し上げます。 

半月

梅雨があけたとたん、纏わりつくような湿度は何処へやら。 
からりと晴れ渡る日中、
一年振りの真夏の日差し。

射てつくというよりも、光が注ぐといった感じの心地よい陽のひかり。
嗚呼、夏の日差しとは是だと、腕や首筋が思い出すような感覚を憶えます。

夜空に浮かぶは、ぼんやりと輪郭を残す半月。
昨夜の見事な三日月も、まさに幻想の世界の美しさ。
月夜に照らし出されたゆるやかな夜風は、
未だ日中の熱を幾らか孕むも、時に、流れる気持ちの良い風と相まって、
改めて、夏の夜に身を置く自分の中の季節の立ち位置を確認します。

7月21日 水曜日、翌日22日 木曜日は、お休みを頂きます。
宜しくお願い申し上げます。

“青色”の企画展

7月17日 土曜日より、7月末日まで、
リトルムッシュでは、"青色"の企画展を開催します。

[commono reproducts WORKERS] 

ヒトと服には、密な繋がりが存在します。
わたしたちは、毎日服に袖を通し、毎日洗い、そして、毎日陽にあてます。
毎日袖を通したくなる服とは、無駄を省いたデザインで、着廻しが利き、
その素材の表情こそが、その服の美しさである、というものだと日々感じています。

work × wear

それは、そのヒトにとって、仕事着であり、時に作業着であり、
それは、極めて自然体の服であり、あたりまえの日常着であり、

[commono reproducts ] から、
新芽の枝葉が伸びていくように、自然な成り行きでリリースされた、
[commono reproducts WORKERS]

今回は、シャンブレーをはじめとした、爽やかな "青色" の素材で展開されます。

お食事やお茶とあわせて、楽しい時間を過ごしていただけたらと感じております。

カタツムリ

曇天から、夏の太陽を拝むことのないまま、
時に雨模様、時に風を伴いながら、一日が過ぎ行きます。
紫陽花の葉の裏で、其の身を反らすこともなく、
何事もないような面持ちで雨宿りをするカタツムリ。
大きな紫陽花の葉の裏は、大粒の雨をも凌ぐことができるようで、
カタツムリは、ただただじっと、その場を動く気配すら感じさせません。

ふと眼に入った雑誌の表紙。
黒の中に、赤の挿絵が入るシンプルな装訂は、
蒸し暑い午後の合間をスッと抜ける風の様です。
この雑誌が発売されたのは1967年。
デザインというものは、この頃既に完成の粋に達し、
現代は、その延長線上に留まっているだけのように感じてしまうほど、美しい装訂です。
大切なのは、卓越した"テクニック"ではなく、
其の人が持つ"素の感性"であると感じさせられました。

7月14日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

短冊

笹の葉さらさら のきばにゆれる

幼い頃、短冊に綴った願いとは何であったのか。
今ではその記憶もあやふやとなり、
過ぎていった年月の長さというものを、
改めて考えてしまう蒸し暑い七月のはじめ。

その願いとは、おそらくは、自分にとって身近な願いであり、
手を伸ばせば届くかもしれない夢であったのかもしれません。

大人になると、なにかと現実的な発想ばかり頭を過りますが、
今年の七夕は、少しばかり夢を画くのも趣のあることのように感じます。

7月7日 七夕の水曜日は定休日となります。 
宜しくお願い申し上げます。

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