- 『』
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アラスカにまつわるエッセイを読んでいます。
壮大で厳粛な世界が其処に在ります。
この本は、若い頃に古本屋で購入したのか、
はたまた、誰かに借りたまま、わたしの本棚に居座ってしまったのか、定かでは御座いませんが、
所々に以前の持ち主が記した筆跡があります。
其の彼、彼女にとって大切だと思われたセンテンスを 『』 で閉じてあったり、
線が引いてあったりという具合です。
其れ等を目にする度、わたしは、少しばかり幸せな気持ちになります。
あなたが、何処の何方であるのか存じ上げませんが、
わたしも、あなたが記した箇所を何度も読み返しています。
きっと、あなたと同じような表情で、あなたと同じようにゆっくりと時間をかけて。
5月22日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2013 年 5 月 20 日
- 小夏の日
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注ぐ陽射しに 「小さな夏」 を感じます。
長袖のTシャツの袖をまくり、ビーチサンダルを引っ掛けた足で海辺を歩く。
裸足の指先に跳ねる水が気持ち良い。
空は西の果てから遥か東にも雲ひとつなく、
高く伸びる青い空は、何処までも澄みきっている。
陽に焼けた仲間の笑顔は、無邪気な大人の其れで、
サングラス越しに、そんな皆の表情をみていると、
「嗚呼、もう夏が来るのだ」 と毎年のように思う訳です。
5月15日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2013 年 5 月 13 日
- 追わずして
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兎に角、追うべき物事の多きこの世の中、
右から左へと、絶えず何かが走り去ってゆく。
追うべき対象は、其の先へ先へと走り続ける。
時に名を変え、また時に形を変え、行き着く場所を忘れた暴れ馬の如く直走る。
追う我々も必死である。
遅れまいと必死である。
疲れ果て、両脚が錆の浮いた戦車のキャタピラーの様に脆くなろうとも、
そもそも、何故其の目標物に的を絞ったのかさえ忘れてしまっても、
我々は、絶えず何かを追い続けるのでしょう。
追わずして、得られるものはあるのだろうか。
釣り針を落とせば、何かが掛かると言う程、簡単な仕組みではない気がします。
ニーパドルで沖に出てゆく "Mickey Munoz" には、
確固たる定まった目標があったのだろう。
自分にとって、どの波が必要なのかを見極める鷹のような鋭い眼差し、
そして、ノーズの先で、其のポケットへと飛び込んでゆく、揺ぎ無い気持ち、
其処には是が非でも追わねばならぬ何かがあったはずです。
たとい、誰に何と言われようとも、追わねばならぬ何かが。
5月8日 水曜日は、定休日となります。
5月9日 木曜日は、店舗メンテナンスの為、お休みとさせて頂きます。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2013 年 5 月 6 日