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エッセイ

[白いプラスティックのフォーク]
というタイトルのエッセイ集を読んでおります。 

「食」 にまつわる記憶とは、時に鮮明で、また断片的でもあります。
一般的に一日に三食、
365日で1095食となります。
これを10年、20年のスケールで考えると
わたしたちは、途方も無い回数の食事をするのだと、あらためて気付かされます。
出来ることなら、其れを 「作業」 ではなく、
ささやかでも良い、なにかしら 「意味」 のあるものに出来たら
記憶の蓄えが、豊かなものになるのかもしれません。

1月29日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

door

リトルムッシュの扉は、所謂 「ドアチェッカー」または、 「ドアクローザー」なるものが付いておりません。

それは、人の力で開いた扉が、ダンパーを介し自動で閉まる便利な代物です。
何故付いていないのかと申しますと、最初から付いていなかったからと申す他御座いません。
波板ガラスの入った鉄の扉に、果たして 「自動」 は必要なのだろうかと感じました。
そもそも、押入れの襖も、門扉の引き戸も人の手で開け、人の手で閉めてきたのです。
其処に 「自動」 は必要ではないと結論を出したのです。

とは言うものの、利便性の高い時代に飼い慣らされてしまったわたしは、
特に、今の時期、薪を抱えて出入りする際、はて、どうしたものかという状況になります。
両手は使えずとも、顎があると思いつきましたが、これがなかなか難しい。
脚はいくらなんでも行儀が悪い。
結果、導き出された結論は、「片手を開けておく」 ということに。
当然、一度に運ぶことの出来る薪の量は減る訳ですが、
ならば二度、三度と往復すれば良いのです。
扉を閉めるという行為は、分厚いハードカバーの本を閉じることと似ております。

御手間を取らせ恐縮では御座いますが、
どうぞ最後まで扉をお閉め下さいませ。

1月22日 水曜日は、定休日となります。 
宜しくお願い申し上げます。

餅投げ

幼い頃、近所で餅投げがある際、よく出向いたものです。 
屋根の載った、まだ建設途中の住宅のテッペンから降ってくる紅白のお餅を見上げていると、
自分の気持ちも、随分と晴れやかになったと記憶しています。
もうめっきり見かけることの無くなった餅投げですが、
あれはあれで、なかなかと意味深い事であったのだろうと
考えを巡らす2014年の1月で御座います。

1月15日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

ゆとり

何事においても 「速さ」 が求められる時代で御座います。
もはや "T型 Foad" の時代は、はるか昔の出来事であり、
人間は、常に忙しなく、次、またその次の場面へと息を切らせ走り続けます。
得たものは何でしょうか?
失ったものはどれでしょうか?
バランスは保たれているのでしょうか?
なんだか 「疑問符」 ばかり浮かんでしまいます。
しかしながら、一日は日々同じ速さで進んで行くのです。
必要なのは、腰を据えて考える "時間" なのではないでしょうか。
その時間の "ゆとり" を持つには、身軽になる必要があります。
動きも軽やかに、移動の際も、必要最低限の荷で済みます。
昔の言葉で例えるならば 「質素」 ということになるのかもしれません。
質素=質の素とも読めます。
質の素を、ひとつひとつ紡いでゆくその先に、なにかがあると感じます。
昔の言葉で例えるならば 「希望」 ということになるのかもしれませんね。

1月8日 水曜日は、定休日となります。 
宜しくお願い申し上げます。

2014

2014年は "Neil Young" の曲で始まります。 

繊細で骨太な存在感に惹かれます。
まさに、今の時代に求められる資質ではないでしょうか。
受け入れる為の間口を広げ、
おおらかに進んで行きたいものです。

1月5日 日曜日より営業して御座います。
宜しくお願い申し上げます。

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