【印刷用レイアウト】

door

リトルムッシュの扉は、所謂 「ドアチェッカー」または、 「ドアクローザー」なるものが付いておりません。

それは、人の力で開いた扉が、ダンパーを介し自動で閉まる便利な代物です。
何故付いていないのかと申しますと、最初から付いていなかったからと申す他御座いません。
波板ガラスの入った鉄の扉に、果たして 「自動」 は必要なのだろうかと感じました。
そもそも、押入れの襖も、門扉の引き戸も人の手で開け、人の手で閉めてきたのです。
其処に 「自動」 は必要ではないと結論を出したのです。

とは言うものの、利便性の高い時代に飼い慣らされてしまったわたしは、
特に、今の時期、薪を抱えて出入りする際、はて、どうしたものかという状況になります。
両手は使えずとも、顎があると思いつきましたが、これがなかなか難しい。
脚はいくらなんでも行儀が悪い。
結果、導き出された結論は、「片手を開けておく」 ということに。
当然、一度に運ぶことの出来る薪の量は減る訳ですが、
ならば二度、三度と往復すれば良いのです。
扉を閉めるという行為は、分厚いハードカバーの本を閉じることと似ております。

御手間を取らせ恐縮では御座いますが、
どうぞ最後まで扉をお閉め下さいませ。

1月22日 水曜日は、定休日となります。 
宜しくお願い申し上げます。

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