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Soy

茹で上がった大豆から立ち上る湯気。 
ふっくらと炊けた大豆は、なんとも平和な存在です。 
しかし、いざ大豆をつくってみると、これがなかなか難しいのです。 
成熟する前の枝豆の段階で食べてしまうこともありますが、 
成熟しても湿害で駄目になってしまうこともあるし、 
大豆として収穫できる割合としたら、3割にも満たないのではないでしょうか。 
一筋縄ではいきませんね。 
   
それはそうと、きな粉も大豆からできるそうですね。 
知らないことというのは沢山あるもので御座います。 
 
2月24日 水曜日は、定休日となります。 
宜しくお願い申し上げます。

合理化

なにかと "合理化" が進む世の中で御座います。

「オレは不合理なオトコだぜい。」

といったところで、誰も振り向いてはくれないでしょう。
"合理化" とは理屈に合ったことであるし、
世の中を動かしていく上では、当然必要な考え方なのだから。
雑誌の休刊や専門誌の廃刊は、致し方ないことなのでしょう。

でも、不合理なことというのは、
必ずしも不必要ではありませんね。
不合理性の其の裏に隠された(隠す必要などありはしないのだけれど)魅力も捨てたものではありません。

小さな店の役割とは、少なくとも "合理性" の中にはないと思います。
不合理なまでに其の何かを追うということが、我々のような人間の役割なのではないかと、
澄み切った二月の星空を眺めながら思ったところで御座います。

御来店の際、お車は一組一台でお願いしております。 
ご無理申します。
御理解頂けますと幸いです。

2月17日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

薪ストーブ

流石に七年使用すると、いやでも貫禄が出てきます。
ところどころ、色むらや錆が出て、
「道具感」 とでも言いましょうか、
使ったからこその表情があります。

昨年末、床の張り替え作業に伴い、ストーブを移動しましたが
重いこと重いこと。
大工さんと二人でなんとか運びました。
小型のストーブですが、鉄の塊です。
たしか80kgだったと記憶しております。

燃料となる広葉樹の薪は、
同じように乾燥させた薪でも、それぞれ燃え方が異なります。
空気の量を調節したり、薪を組み替えたりして、
出来るだけ "良い燃焼" になるよう、人が手を加えなければなりません。

これだけ便利な時代です。
薪ストーブを利用していると、いやでも "アナログ" であることを意識させられます。
一輪車で生木の薪を運び、井桁に積み上げ、乾燥させる。
焚き付けの小枝や細い薪も用意しなければならないし、
屋根に上がっての煙突掃除もあります。
ドラフトを起こすコツや、薪についての知識、燃焼効率、
コンセントを持たないストーブならではのあれこれがついて廻ります。

確かに楽ではないけれど、毎年経験値が上がっていくのが自分でも解ります。
其の経験値が何の役に立つのか?
たいして何の役にも立たないでしょう。
でも、薪ストーブで湯を沸かすと、小さな達成感が得られるのです。
其の小さな達成感は、現代人が日々忘れてゆく "欠片" を思い出させてくれます。
わたしは、其の "欠片集め" が大切なのだと思うのです。
まだ振り返れば辛うじて見つけることの出来る "欠片" は、
わたしの知的財産となるのでしょう。

八海山ビールが入荷しております。
よろしければどうぞ。

2月10日 水曜日は、定休日となります。

宜しくお願い申し上げます。

木ベラの穴

ポテトサラダをこしらえておりました。 
出来上がると同時に思ったのです。

「木ベラには、なぜ穴があいているのか?」

今までは、穴のあいた木ベラと穴のあいていない木ベラを
無意識の内に使い分けておりました。
例えば、トマトソースを混ぜる際には、穴あき。
パンを練る時には、穴なし。

そして、ポテトサラダには穴あき、

穴があることによって、攪拌作業の効率があがるということなのだろうか。
真ん中の穴を、例えばポテトサラダがムニムニとくぐり抜けることによって、
ポテトサラダが、うまく混ざり合ってくれるということなのだろうか。

または、穴の開いた分だけ抵抗が減る為、
少ない筋力で攪拌作業が出来るという考え方も出来ます。

日頃、当たり前に使っている道具ですが、
やはり試行錯誤の後に生まれたのでしょう。
最初に木ベラの穴に着目した人は、いったいどんな人なのでしょうね。

御来店の際、お車は一組一台でお願いしております。 
ご無理申します。
御理解頂けますと幸いです。

2月3日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

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