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栗の木

栗の木の剪定をしています。 
これらの木々は、枝がいささか縦に伸び過ぎてしまい、
昨年から少しずつ "低くかまえる" 作業をしております。
無知なわたしは「栗が沢山とれる」ということで枝は伸び放題でした。
横に伸び、其処からさらに縦に伸びいつの間にか手のつけられない状態となってしまいました。
まるで無限の成長を期待され増殖し続けた経済のように。
ではどのように "低くかまえる" ようにしていくのか。
昨年のこと。梯子に登り困り果てていたわたしを見るに見かねて声をかけてくれた人がいました。
「上に伸ばし過ぎだ。枝の下から出ている芽を残せ。」と。
上へ上へではなく、下から出ている芽を横へ伸ばす。

その作業を何年か継続することで、木は "低くかまえる" ことになる。
わたしの手が届く範囲の木となる。
無論、栗の収穫は減るのかもしれない。

それでも、わたしの手の廻る範囲の量があればいいのではないか。
その量は、あるいは世の中の誰かにとっては物足りないものなのかもしれない。
それでも、わたしの手の廻る範囲の量があればいいのではないかと思うのです。
何年かののち、いい枝ぶりの栗の木になってくれたら嬉しいです。

1月23日 水曜日は、定休日となります。 
宜しくお願い申し上げます。

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