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共感

ストーブではナラの薪が静かに燃えている。
時間は13時半を少しまわった頃。
誰も居ない店内でテーブルの片付けを済ませる。
コーヒーでも淹れて休憩をとるかとカップを取り出そうとすると、入り口の鉄扉がキィと音を立てて開く。
ひとりのお客さんだ。
「まだ食事はできますか?」
「用意できます。」 とわたしが答えると、店内をぐるりと見渡し気に入った席に着く。
料理をひとり分準備していると、再び扉がキィと開く。
またひとりのお客さんだ。
注文をいただき、料理を準備する。
最初の方の料理を運んでいるとまたもや扉がキィと開く。
今度はおふたりでの御来店だ。
遅めの昼食を求めるお客さんは、不思議と静かに過ごされる方が多い。
こんな時、わたしはいつも思うことがある。
時間が少しばかり間延びしたような、温かで柔和なひととき。
時間にすればごく短い時間ではあるのだけれど、其の流れの中を漂っているように感じる。
きっとこの中の誰かも、そう感じているのではないかと思う時がある。
"お互いが其の流れを共感するということ"
それがわたしにとっての "カフェ" なのかもしれません。

本年も宜しくお願い申し上げます。

1月9日 水曜日は、定休日となります。 
宜しくお願い申し上げます。

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