【印刷用レイアウト】

ヴィンテージ

とあることがきっかけでヴィンテージの椅子に魅かれるようになった。

ひとくちに椅子といっても形も素材も様々で、
その流れは時代が進むにつれて広がってゆく。
その中で僕が強く魅かれるのはひとり掛けのラウンジチェアだ。
人ひとりがくつろぐための特別な椅子。
低めのシートハイ、背は傾斜があり適度に体をあずけることができる。
僕達の日常生活ではなかなかお目にかかれない代物だ。
日本の住宅事情を考慮したとはいえない大きさだから、
ホテルのロビーなどで少しばかり緊張して座った経験くらいしかない。

ひとくちにラウンジチェアといってもその国や地域によってデザインや役割も異なってくる。
曲木を巧みに使ったフィンランドのもの、
いかにも座り心地の良さそうなデンマークのもの、
直線を基調とした独特な色使いのオランダのもの、
曲げパイプを駆使したドイツのもの、
それぞれに個性があり独自の座り心地があるようだ。

調べていくうちにその時代背景が浮かんでくる。
戦後の技術革新、国民のための戦後復興の急務、新しい住宅設計、それに伴う生活の向上、
その中で "デザイン" が生まれた。

当時の空気を持ち込むことによって、その空間の何かが変わる。
何が変わるのか、それは人それぞれ感じ方は異なるだろう。
70年前のデザインに魅かれる僕は、日夜そんなことを考えている。

1月29日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

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