- 睦月
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雪の舞う午前
日差しが心地よい午後
幾分、陽の長くなった夕刻
そして静寂の冬夜のもたらす時間
リトルムッシュ 一月のメニューには、
鉄鍋で一時間ローストした白菜をつかったスープや、
バーニャカウダソースを添えた、冬野菜のオーブン焼き、
カブのクリーム煮などをご用意してございます。
バーニャカウダソースは、
オレガノ入りのフォカッチャとの相性もいいかと思います。
リトルムッシュから西へ徒歩15分のところに、
低山登山では名の知れた「鳩吹山」があります。
わたしも年に一度は必ず登るこの山は、
慣れた方なら30分程で山頂へ、
更に山頂から犬山の紅葉寺「寂光院」へと続くルートもあります。
その他にもいくつもルートがあり、
何度登っても飽きることはありません。
登山道入口までは、リトルムッシュの最寄り駅「名鉄 可児川駅」から徒歩15分です。
わたしはいつも、トレッキングブーツと水筒、それにおにぎりという装備で登ります。
山頂からは、一級河川の木曽川の流れを見下ろすことができ、
心地よい風と、広がる空、四季の移ろいを、
肌で感じることができます。
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- 2010 年 1 月 7 日
- November
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波に恵まれた10月も終わりをむかえ、
今年も残すところあと2ヶ月となりました。
リトルムッシュの冬支度は、薪ストーブだけではありません。
明日よりメニューをあらたに致します。
カラダの冷える時節、カラダの中から温まっていただけるよう
鉄鍋を使った野菜料理をご用意しております。
蓋付きの鉄鍋に、生姜と根菜を入れて、オーブンで蒸し焼きにします。
鉄鍋は鍋全面から熱が伝わり、野菜から出た水分で蒸し焼きにすることができます。
野菜には香ばしい焼き目もはいり、鍋の蓋を開けたときには、
湯気とともにいい香りがたちます。
夜のお食事では、オーブンから出した鉄鍋をそのままテーブルへとお運びします。
柑橘香るホットワインと鉄鍋料理を楽しんだ後、
おもてに出て、空気の澄んだ夜空を見上げ、
しばらく星を眺めてみる。
星座の名がわからなくとも、
自分が好きだと思える星を見つけ、
夜空流れる薄雲と、それを照らす線の細いつきあかりに、
今、自分が身をおく時節を実感する。
冬風に遊ばれる、木々の枯葉はカサカサと音をたて、
その風音に背を丸めるわたしたち。
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- 2009 年 11 月 1 日
- 10月
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庭の木々落葉が目立つようになりました。
一雨ごとに、朝の空気もひんやりと感じます。
10月のメニューには、クリーミーでスパイス感じるガルバンゾーのスープや、
ハーブをきかせた美濃けん豚のビネガー煮込み、
庭の栗と畑のサツマイモをあわせたお料理などをご用意しております。
デザートでは6月以来、久方ぶりにチーズケーキを焼いています。
チーズケーキには、温かい飲み物がよくあいます。
深煎りのコーヒーとミルクのカフェオレや、
マーガレットホープのダージリンティーとの相性がいいのではと感じます。
夕暮れが忍び寄るのもずいぶんとはやくなりました。
ふと、久しく逢っていない友人達の顔が、頭を過ぎりました。
ギネスビールを酌み交わしながらの笑い話を懐かしく感じるのは、
季節の仕業でしょうか?
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- 2009 年 10 月 2 日
- うつろい
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日の出 5:37
日の入り 17:58
ひと月前の同日と比べると、
24分遅い日の出、42分早い日の入りとなっています。
残暑もさほどではなく、9月半ばでも長袖の衣で過ごしやすいと感じます。
朝の濃い目のコーヒーがうまい季節になりました。
1杯目で目を覚まし、アタマも覚めるよう2杯目のコーヒーをいれます。
それから仕事にとりかかります。
野菜を収穫し、スープ、野菜の下ごしらえ、デザート、そしてパンを練ります。
掃除をして、テーブルを拭き、カトラリーを並べます。
ピッチャーを水でいっぱいにし、店内の照明を灯します。
準備も整い、ふと庭を眺めると、緑の彩度が少し変わってきたことに気づきます。
夏の緑生い茂った感じから、心なしか枯れの様が見てとれます。
この色の変化とは不思議なもので、
毎日眺めているはずが、ふとした時に変化に気づくのです。
最近は、煮込み料理の準備をすすめています。
試作をしては作り方をかえて、少しずつ形になっていきます。
シンプルに、豆料理やマッシュポテトを添えるのがいいのではと感じています。
「お皿の傍らに赤ワインのグラス」
というのが、よくあう季節となりました。
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- 2009 年 9 月 17 日
- kouglof
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塀の飾り穴で雨宿りするカタツムリ
つがいで舞うアゲハ蝶
木陰で羽をやすめるトンボ
観測史上、もっとも遅い梅雨あけとなりました。
長雨による農作物への被害が懸念されます。
フランス、オーストリアなどヨーロッパを代表する焼き菓子 「クグロフ」。
ななめにうねった型で焼き上げるこのブリオッシュは、
香ばしいバターの風味とドライフルーツのシンプルな組み合わせです。
ルバーブや桃のジャムを添えて召し上がっていただきます。
朝食やクリスマスの定番でもある 「クグロフ」は、
コーヒーはもちろん、白ワインとあわせるのもいいでしょう。
夏の日差しを取りもどした空をながめながらの、
クグロフと白ワインの午後。
空いっぱいにふくれあがった入道雲と、すこし遅い夏の訪れ。 -
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- 2009 年 8 月 3 日