- 定休日と臨時休業のお知らせ
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スプリングコートを持って出掛けるか、
それとも潔く、桜並木を白シャツ一枚で颯爽と闊歩するかと
春はいろいろと悩める時節であります。
自分独りだけ、妙に厚着であったり、
はたまた肌寒そうな薄着であったりすると
何故だか心許無い気分になります。
わたしは白シャツが好きです。
四月に着る白シャツは、特に気持ちのいいものです。
気持ちや心が、新鮮さを取りもどしてくれるような気分になるのです。
さて、お休みのお知らせです。
4月14日 水曜日は定休日となります。
誠に勝手ながら、
4月17日 土曜日は臨時休業となります。
ご迷惑をおかけします。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2010 年 4 月 13 日
- 鉋(カンナ)
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先日のこと、
身内からとある包みをもらいました。
九州に住む祖父からの品だと手渡された其れは、
包みを広げるまでもなく、
「鉋」であると解りました。
十代の頃から大工として身を立てていた祖父が、
七十年間大切に使い続けたその鉋は、
研がれた刃は鋭く、鈍い光を放ち、
台座の木部は、手入れが行き届き、
美しい艶をしています。
道具としては現役でありながら、
工芸品のような美しさをもつこの鉋は、
祖父の宝だと聞かされました。
その道の人が使い続けた道具には、
存在感があります。
漢字で例えるならば、
「長」では無く「永」
きっと、わたしたちの周りには、
継がれるべき道具があると思います。
それが、普段の生活の視野の一部になってしまっていたり、
ただ、その道具の持つ意味合いに
目を向けていないだけなのかもしれません。
舶来モノのアンティークも勿論素敵です。
しかし、わたしたちの国の道具にも
大切な何かを感じることができるような気がします。 -
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- 2010 年 1 月 22 日
- 冬という季節
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朝夕、吐く息白く
その白の帯が、どこまで続くのかを見届け
さほど伸びていなければ、
今日の寒さはこんなものかなどと、
無責任に結論に至ってしまいます。
海に入るときには、冬用のウエットスーツやブーツ、
自転車に乗るときは、冬用のグローブやウエアと、
自分の手持ちのアイテムからすると、
わたしは寒い季節が思いのほか好きなようです。
冬の雪山以外のフィールドは、
他の季節と比べると断然空いています。
海もこれまたしかり。
混雑が苦手なわたしとしては、
体を動かす上である意味いい季節であるのかもしれません。
海でパドルする最初の5分、
サドルに跨っての最初の5分
どちらもすこぶる快適とはいかず、
ただただ寒いの一言に尽きます。
では何故そのような行為に至るかといえば、
やはり追い求める何かを実感できるということに
満足を憶えるということでしょうか。
結果、得られるものといえば、 年中、日に焼けた肌というぐらいなものですが、
やりたいことは、やはりやりたいわけで、
「思い立ったら吉日」という言葉で、
締め括りたいと思います。
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- 2010 年 1 月 17 日
- 文字を追う
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年末年始にかけて読む予定で、
好きな作家の小説を買いました。
久しぶりの上下巻ハードカヴァーであるこの品を買ったのは、
12月のはじめでした。
明日はクリスマスという現時点で、
上巻はもとより、
既に下巻の161頁まで進んでしまいました。
残すところ180頁程ですが、
到底、大晦日まで持ちそうに無いことは言うまでも無く、
しかし、就寝前には文字を追わずして
眠る訳には参りません。
第一次世界大戦頃のボストンを舞台にした
この物語の展開に引き込まれ、
頁を捲るにつれ、残りの厚みが薄くなっていく様に、
いささか淋しさをおぼえ、
しかし、ついつい読み進めてしまうのは、
小説好きならば誰しもおぼえのあることでしょう。
途中で、他の小説を挟み読みすることが苦手なわたしですが、
やはり潔く読み終えてしまうというのが最善の策なのでしょう。
皆様にとって、よいクリスマスでありますように。
暖かくしてお過ごし下さい。
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- 2009 年 12 月 23 日
- 雪を被った冬野菜
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初雪にしては、
まとまった量が降りました。
雪を被った畑の野菜は、
わたしたちの心配も他所に、
逞しくもしっかりと背筋を伸ばし、
寒空の下で凛としています。
夕暮れから闇に移り変わる
僅かな時間の群青色の空。
気がつくと、家々の灯が目につき、その空は既に闇の世界へ。
残すところ十日ばかりの2009年です。
リトルムッシュでは特別に煌びやかな演出はございませんが、
クリスマスの夜には、いつもとは少しばかり違うお料理をご用意致します。
わたしは、今年やり残したことは、
あっさりと翌年に持ち越します。
時間には限りがあるので、
時間にゆとりがあるであろう翌年に、
腰を据えて取り組めばいいであろうと考えます。
考える時間が延びた分だけ、
いいものに仕上がるのではないでしょうか。
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- 2009 年 12 月 20 日