【印刷用レイアウト】

定休日と臨時休業のお知らせ

スプリングコートを持って出掛けるか、
それとも潔く、桜並木を白シャツ一枚で颯爽と闊歩するかと
春はいろいろと悩める時節であります。

自分独りだけ、妙に厚着であったり、
はたまた肌寒そうな薄着であったりすると
何故だか心許無い気分になります。

わたしは白シャツが好きです。
四月に着る白シャツは、特に気持ちのいいものです。
気持ちや心が、新鮮さを取りもどしてくれるような気分になるのです。 

さて、お休みのお知らせです。

4月14日 水曜日は定休日となります。 

誠に勝手ながら、
4月17日 土曜日は臨時休業となります。
ご迷惑をおかけします。
宜しくお願い申し上げます。

鉋(カンナ)

先日のこと、
身内からとある包みをもらいました。

九州に住む祖父からの品だと手渡された其れは、
包みを広げるまでもなく、
「鉋」であると解りました。

十代の頃から大工として身を立てていた祖父が、
七十年間大切に使い続けたその鉋は、
研がれた刃は鋭く、鈍い光を放ち、
台座の木部は、手入れが行き届き、
美しい艶をしています。
道具としては現役でありながら、
工芸品のような美しさをもつこの鉋は、
祖父の宝だと聞かされました。

その道の人が使い続けた道具には、
存在感があります。
漢字で例えるならば、
「長」では無く「永」
きっと、わたしたちの周りには、
継がれるべき道具があると思います。
それが、普段の生活の視野の一部になってしまっていたり、
ただ、その道具の持つ意味合いに
目を向けていないだけなのかもしれません。

舶来モノのアンティークも勿論素敵です。
しかし、わたしたちの国の道具にも
大切な何かを感じることができるような気がします。

冬という季節

朝夕、吐く息白く 
その白の帯が、どこまで続くのかを見届け
さほど伸びていなければ、
今日の寒さはこんなものかなどと、
無責任に結論に至ってしまいます。

海に入るときには、冬用のウエットスーツやブーツ、
自転車に乗るときは、冬用のグローブやウエアと、
自分の手持ちのアイテムからすると、
わたしは寒い季節が思いのほか好きなようです。
冬の雪山以外のフィールドは、
他の季節と比べると断然空いています。
海もこれまたしかり。
混雑が苦手なわたしとしては、
体を動かす上である意味いい季節であるのかもしれません。

海でパドルする最初の5分、
サドルに跨っての最初の5分
どちらもすこぶる快適とはいかず、
ただただ寒いの一言に尽きます。
では何故そのような行為に至るかといえば、
やはり追い求める何かを実感できるということに
満足を憶えるということでしょうか。

結果、得られるものといえば、 年中、日に焼けた肌というぐらいなものですが、
やりたいことは、やはりやりたいわけで、
「思い立ったら吉日」という言葉で、
締め括りたいと思います。

文字を追う

年末年始にかけて読む予定で、 
好きな作家の小説を買いました。
久しぶりの上下巻ハードカヴァーであるこの品を買ったのは、
12月のはじめでした。

明日はクリスマスという現時点で、
上巻はもとより、
既に下巻の161頁まで進んでしまいました。
残すところ180頁程ですが、
到底、大晦日まで持ちそうに無いことは言うまでも無く、
しかし、就寝前には文字を追わずして
眠る訳には参りません。

第一次世界大戦頃のボストンを舞台にした
この物語の展開に引き込まれ、
頁を捲るにつれ、残りの厚みが薄くなっていく様に、
いささか淋しさをおぼえ、
しかし、ついつい読み進めてしまうのは、
小説好きならば誰しもおぼえのあることでしょう。

途中で、他の小説を挟み読みすることが苦手なわたしですが、
やはり潔く読み終えてしまうというのが最善の策なのでしょう。

皆様にとって、よいクリスマスでありますように。
暖かくしてお過ごし下さい。

雪を被った冬野菜

初雪にしては、 
まとまった量が降りました。
雪を被った畑の野菜は、
わたしたちの心配も他所に、
逞しくもしっかりと背筋を伸ばし、
寒空の下で凛としています。

夕暮れから闇に移り変わる
僅かな時間の群青色の空。
気がつくと、家々の灯が目につき、その空は既に闇の世界へ。

残すところ十日ばかりの2009年です。
リトルムッシュでは特別に煌びやかな演出はございませんが、
クリスマスの夜には、いつもとは少しばかり違うお料理をご用意致します。

わたしは、今年やり残したことは、
あっさりと翌年に持ち越します。
時間には限りがあるので、
時間にゆとりがあるであろう翌年に、
腰を据えて取り組めばいいであろうと考えます。

考える時間が延びた分だけ、
いいものに仕上がるのではないでしょうか。

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