- 表浜
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am5:30 いつもの表浜に着く。
辺りは闇に包まれ、
遥か沖に浮かぶ船舶のライトが幾線の光の帯を作り出す。
時計の長針が一周すると、ようやく朝陽が東の空から顔を出す。
素足で歩く浜は、いくらかひんやりとするも、
水温は、未だ素足で楽しめる程度、おそらくは15℃くらいなもので、
外気よりも幾分温かな水温に、身体は直ぐに馴染んでゆく。
ラインナップには、人も極疎らで、
わたしは幾時間も、其の冬のうねりと戯れる。
家に戻ると、書棚には、ヘミングウェイの「日はまた昇る」が此方を伺っていた。
序文にはこう書されている。
「世は去り世は来る 地は永久に長存なり
日は出て日は入り またその出し所に喘ぎゆくなり
風は南に行き又転りて北に向かい 旋転に旋りて行き
風復その旋転る所にかえる 河はみな海に流れ入る
海は盈ること無し 河はその出きたる処に復還りゆくなり」 伝道之書
12月7日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
- カテゴリー: リトルムッシュのこと
- 2011 年 12 月 5 日