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note

最後にノートに書き記したのは、いつの事だろうか。

学生の頃はもとより、現在に至ってもノートを有効活用したためしのないわたしでは御座いますが、
近頃、漠然と「ノート」という言葉に惹かれます。
表紙はグレーで、綴じ代は黒の帯び、
タイトルが入れ易い様、表紙の上から三分の一辺りに、二本の横線。
頁は、白地に薄いグレーの横罫線が入り、多少肉厚の紙、
頁数は、三十頁程が良い。
わたしのような無精者には、薄いノートが向いています。

さて、仮にそのようなノートを手にしたとして、
果たして、何を書き記すのであろう。
そもそも、目的も無くモノを欲しがるのは、どうかとも思いますが、 
例えるならば、「憧れ」 でしょうか。
ノートのある時間、ノートな午後、ノートと過ごす四十代。
もし、其のノートを手にしたとして、筆はどうしたものだろうか。
万年質は敷居が高そうであるし、食べられるモンブランの方が好きだと断言出来る。
いや、日本人たるもの、やはり、墨、筆、スズリの文房を揃えるべきなのであろうか。
問答の絶えぬ事柄は、考えている内が楽しいものですね。

2月5日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

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