- cycle
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おそらくは1980年代のものであろう自転車が、
再び息を吹き返しました。
フランス発祥のツーリング用自転車 "randonneur" です。
日本製のクロモリフレームに、日本製のパーツで組まれたこの自転車は、
乗り味もまさに80年代です。
2×5速のワイドレシオのギアをつかって漕ぎ出すと、
これで充分用足りると感じました。
最新のパーツで武装した自転車も、
それはそれで面白いものですが、
今のわたしには、この自転車のスピードが丁度よいようです。
明日 12月2日 水曜日は定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2009 年 12 月 1 日
- analog
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水銀の体温計を脇に挟み待つこと三分。
時計の針が三回まわるのをじっと眺める。
日常のただ疎かにしてしまう三分と比べ、
なにか意味のある時間ような気がする水銀の体温計と過ごす三分。
バネ秤の体重計にのる。
自分の成長の標が定まるまで、
身動きをせず、
左右に振れる数字を見下ろし、その値を予測する数秒。
アナログには "待ち時間" がつきものです。
レコードの針を落としてからの無音の数秒。
その数秒が、これから聴くであろう音に対する期待を膨らませてくれます。
今では数少なくなった凸版印刷。
その仕上がりの美しさもさることながら、
凸版一文字のディテールや、凸版印刷機のもつ、それ自体の存在感は、
他には替えられないものがあると感じます。
愛くるしいピアニカの音色や、カリンバの弾む音。
時を知らせる鐘時計の厚みのある音。
または、間もなく耳にするであろう108回の除夜の鐘。
物の価値観を大切にしていきたいと感じた、
11月 3度目の金曜日です。 -
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- 2009 年 11 月 20 日
- ひざ掛け
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寒風じわりと迫る霜月の半ば。
セージの花は赤く咲き、
綿花がふわふわと細い枝からぶら下がる。
季節はずれな鮮緑の紫陽花の葉とは対照的に
古木の栗柿は褐色の葉で足下を覆う。
リトルムッシュでは、お席で温かく過ごしていただけるよう
ステッチをあしらった、ひざ掛けをご用意致しました。
100cm×70cm のゆったりとしたサイズのひざ掛けは、
壁際の三角ハンガーにかけてございますので、
上着はハンガーに、脚にはひざ掛けを。
くつろいで時間を過ごしていただければと思います。
クリスマスのプレゼントや年賀状、
お正月の過ごし方などのことが、
頭を過る時期となりました。
わたしは、久方ぶりにカメラを手にして、
年賀状の写真を撮りました。
来る2010年の歩みをテーマに掲げた一枚です。
腕を振り、大股で歩くのではなく、
わたしたちのスタンスで、
遅くも無く速くも無く、
背筋を張り、しっかりと前を見据えて。
この言葉通りの一枚となったかは定かではありませんが、
わたしたちのお気に入りの写真となりました。
さて、畑では冬野菜の収穫も間近に控えていますが、
来年の収穫にむけて、苗の植えつけもはじまります。
11月18日の水曜、19日の木曜日は新玉葱の植えつけを行いますので、
勝手ながらお休みを頂きます。
春先には、"新玉葱のオーブン焼き"をご用意できるかと思います。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2009 年 11 月 15 日
- 季菜口(きっさこ)
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いよいよ楽しみにしていたお店がはじまります。
リトルムッシュの隣町の山間に佇む旧家に、
オーナーが想いを詰め込んだカフェがオープンします。
季菜口(きっさこ)
岐阜県美濃加茂市三和町廿屋121
tel:0574-29-1137
営業日:金・土・日・月曜日
営業時間:11時~18時
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- 2009 年 9 月 18 日
- 紫煙色の空
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とある夏のできごと
海に浮かぶ船から眺めた、北西の方角にうごめく雷雲
夕暮れ時と相まって、鮮やかな紫となった雲の帯が
あっというまにわたし達の頭上を、白銀の稲妻を携え通り過ぎていく
成す術もなく、雨に打たれ、ただ眺めた紫煙の帯
空がゴロゴロと唸る時節、いつもあの紫煙色の空の
優艶な美しさをおもいだします。
また、その直後に海面にあらわれた虹は、
鮮明な七色、右の端から左の端まで、何物に遮られることのない、完全なる形の虹
海に浮か七色のアーチです。
もう夏もすぐそこまできています。
リトルムッシュのお料理もすこしずつ夏にスライドしていきます。 -
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- 2009 年 5 月 30 日