【印刷用レイアウト】

cycle

おそらくは1980年代のものであろう自転車が、
再び息を吹き返しました。
フランス発祥のツーリング用自転車 "randonneur" です。
日本製のクロモリフレームに、日本製のパーツで組まれたこの自転車は、
乗り味もまさに80年代です。
2×5速のワイドレシオのギアをつかって漕ぎ出すと、
これで充分用足りると感じました。
最新のパーツで武装した自転車も、
それはそれで面白いものですが、
今のわたしには、この自転車のスピードが丁度よいようです。

明日 12月2日 水曜日は定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

analog

水銀の体温計を脇に挟み待つこと三分。 
時計の針が三回まわるのをじっと眺める。
日常のただ疎かにしてしまう三分と比べ、
なにか意味のある時間ような気がする水銀の体温計と過ごす三分。

バネ秤の体重計にのる。
自分の成長の標が定まるまで、
身動きをせず、
左右に振れる数字を見下ろし、その値を予測する数秒。

アナログには "待ち時間" がつきものです。
レコードの針を落としてからの無音の数秒。
その数秒が、これから聴くであろう音に対する期待を膨らませてくれます。
今では数少なくなった凸版印刷。
その仕上がりの美しさもさることながら、
凸版一文字のディテールや、凸版印刷機のもつ、それ自体の存在感は、
他には替えられないものがあると感じます。

愛くるしいピアニカの音色や、カリンバの弾む音。
時を知らせる鐘時計の厚みのある音。
または、間もなく耳にするであろう108回の除夜の鐘。

物の価値観を大切にしていきたいと感じた、
11月 3度目の金曜日です。

ひざ掛け

寒風じわりと迫る霜月の半ば。

セージの花は赤く咲き、
綿花がふわふわと細い枝からぶら下がる。
季節はずれな鮮緑の紫陽花の葉とは対照的に
古木の栗柿は褐色の葉で足下を覆う。

リトルムッシュでは、お席で温かく過ごしていただけるよう
ステッチをあしらった、ひざ掛けをご用意致しました。
100cm×70cm のゆったりとしたサイズのひざ掛けは、
壁際の三角ハンガーにかけてございますので、
上着はハンガーに、脚にはひざ掛けを。
くつろいで時間を過ごしていただければと思います。

クリスマスのプレゼントや年賀状、
お正月の過ごし方などのことが、
頭を過る時期となりました。
わたしは、久方ぶりにカメラを手にして、
年賀状の写真を撮りました。
来る2010年の歩みをテーマに掲げた一枚です。
腕を振り、大股で歩くのではなく、
わたしたちのスタンスで、
遅くも無く速くも無く、
背筋を張り、しっかりと前を見据えて。
この言葉通りの一枚となったかは定かではありませんが、
わたしたちのお気に入りの写真となりました。

さて、畑では冬野菜の収穫も間近に控えていますが、
来年の収穫にむけて、苗の植えつけもはじまります。
11月18日の水曜、19日の木曜日は新玉葱の植えつけを行いますので、
勝手ながらお休みを頂きます。
春先には、"新玉葱のオーブン焼き"をご用意できるかと思います。

宜しくお願い申し上げます。

季菜口(きっさこ)

いよいよ楽しみにしていたお店がはじまります。 


リトルムッシュの隣町の山間に佇む旧家に、
オーナーが想いを詰め込んだカフェがオープンします。


季菜口(きっさこ) 


岐阜県美濃加茂市三和町廿屋121
tel:0574-29-1137
営業日:金・土・日・月曜日
営業時間:11時~18時

紫煙色の空

とある夏のできごと



海に浮かぶ船から眺めた、北西の方角にうごめく雷雲
夕暮れ時と相まって、鮮やかな紫となった雲の帯が
あっというまにわたし達の頭上を、白銀の稲妻を携え通り過ぎていく
成す術もなく、雨に打たれ、ただ眺めた紫煙の帯

空がゴロゴロと唸る時節、いつもあの紫煙色の空の
優艶な美しさをおもいだします。
また、その直後に海面にあらわれた虹は、
鮮明な七色、右の端から左の端まで、何物に遮られることのない、完全なる形の虹
海に浮か七色のアーチです。


もう夏もすぐそこまできています。
リトルムッシュのお料理もすこしずつ夏にスライドしていきます。

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