「10月はこうでなければ。」　

と言える様な10月でした。
ここ数年のこの時期は、少々気候が良すぎました。
ニットが恋しいなと思える10月というのは、なんともいいものです。
数年ぶりに JOHN SMEDLEY に袖を通そうかと思います。
あわせて、コーデュロイのズボンも新調したいところです。
色はチャコールグレーがいいのではと思います。
ところで、近頃は 「ズボン」 という表記は、あまり見かけなくなりました。
「ボトム」 というと洒落た感じに聞えますが、わたしはどうも馴染めません。

「今日さ、ボトムに漂白剤かけちまってね、いやぁ参ったね。」
と聞いても、いったい何のことやらさっぱりわかりませんが、
「2015 秋のトップス＆ボトムス」 と雑誌の表紙に書いてあるのを拝見すると、
どれどれ、今年の流行の服とはどんなもんだろうなと、
其の意味を即座に理解できます。
だからどうしたと言われましても困りますが、
なんとなく気になったものですから。
どうもすみません。

10月28日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

登山ガイドの仕事をしている方と話をする機会がありました。　
いろいろと興味深い話がありましたが、
何と言っても、其の方の表情がいいんです。
山が好きで好きでたまらないというのが伝わってきます。
いい歳のとり方だなと感じました。
わたしが68歳になった時、同じように豊かな表情でいられるだろうか。
老後の生活資金も勿論大切だけれど、
人間の内側にある気持ちの豊かさ、広さ、奥深さは、
生きていくうえで、大きな意味合いを持つのでしょう。
滾々と湧き出る源泉のように、いつも瑞々しい気持ちでいたいものです。

御来店の際、お車は一組一台でお願いしております。　
ご無理申します。
御理解頂けますと幸いです。

10月21日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

月明かりだけを頼りに、海を眺めるのが好きです。
波音と共に、崩れた白波がぼんやりと浮かび上がります。
引いては寄せる波を眺めていると、
月と潮位の関係の間に、自分が入り込んでしまったように感じます。
夜空からこぼれ落ちそうな月を見つけたときは、
立ち止まって眺めるべきではないでしょうか。
何世紀も前の先人たちがそうしてきたように。

お蔭様で今年も栗は沢山採れました。
柿は台風の影響もあり随分と実りが少ないですが、
安納芋や紫芋は豊作で御座います。

八海山ビールの取り扱いを再開致しました。
よろしければどうぞ。

10月14日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

岬の先端にたどり着いたのは、午前1時だった。　
ほの暗い辺りに夜月の光が降り注ぐ。
車の中で寝袋を広げ、小型のランタンを灯す。
時より届く小さな波音、虫の声、静寂、深い闇夜。
文庫本の頁を繰る音でさえ大袈裟に聞えた。
だから静かに頁を繰った。
音をたてぬようゆっくりと。

天井を叩く雨音で目が覚める。
いつの間にか眠っていたのだ。
腕時計に目をやると、時刻は午前3時前だった。
時より届く小さな波音、虫の声、静寂、深い闇夜。

そして明け方まで途切れ途切れに眠った。
護岸に座って日の出を眺めていると、二匹の猫が跳ねるように走り去った。
魚でもくわえていたのだろう。
わたしも朝食にありつきたいと思ったが持ち合わせが何も無かった。
仲間が目覚めたらコーヒーを淹れてもらって、なにかこしらえて貰おう。
あれだけ深かった闇の世界が、徐々に光を取り戻していく。
羽の長い鳥が細く鋭い声で、一日の始まりを告げながら、西の空へ飛んでいった。

御来店の際、お車は一組一台でお願いしております。　
ご無理申します。
御理解頂けますと幸いです。　

10月7日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

誠に勝手ながら、　
10月4日 日曜日は、16時までの営業となります。
10月5日 月曜日は、お休みとさせて頂きます。

宜しくお願い申し上げます。