【印刷用レイアウト】

倉敷ノッティング

個人用に、椅子敷きを注文しました。 
 
やはり職人が手がける物は、 
目でみて、手に触れ、そして職人と意見を交わし手に入れたいものです。 
職人と意見を交わすということは、即ち、其の作り手の心に触れることだと思います。 
繊細に、時に大胆に、直向に織り機と向かい合う其の心に。 
其の一言一言には、古い井戸の様な深い想いと、 
花崗岩の様に堅牢な意思、 
そして、一枚を一日がかりで仕上げる心の強さを感じずには居られません。 
彼女は、沢山の距離を己の脚で歩き、其の道標を見つけたのであろう。 
そして、其の道を真っ直ぐに見据えたのだと思う。 
それは、勇気の要る行為なのです。 


10月30日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

cafe / autumn

過ごしやすくなったこの頃、 
いかがお過ごしでしょうか。
窓辺から眺める果樹の落葉と、
背丈の低い(土中にて育つ)野菜が並ぶ畑。
季節が 「深まる」 というのは、なんとも美しい表現です。

陽が傾きかけた頃は、此の時期のとっておきとなることでしょう。
音も無く忍び寄る夕暮れ、そして日々色濃くなる妖艶な日没。

夕刻時のカフェ、
静寂、乾いたギターの音、少しだけクリームを落としたコーヒー、
他に必要なものなどあるのだろうか。
何も無くてよい。
今、其処で、"夕が暮れかけて" いるのだから。
其れは、"特別な時間" なのだから。

10月23日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

fire woods

ぼとぼちと、二年間乾燥させた薪を手近な場所へと移動し、 
煙突の煤掃除、そして焚きつけ用の果樹の小枝を束ねれば、
ひとまずは冬の準備も整います。
何はともあれ、薪の乾燥具合もよろしく、
適度に草臥れてきたJOTULも、店内に馴染んで参りました。
やはり新品というものは、どうも落ち着きません。
広い草原には、うらぶれた小屋が似つかわしい様に、
草臥れた建築物には、草臥れた薪ストーブというのが、
均整のとれたイメージへと結びつきます。


今年の冬が、どのような冷え込みになるのかは存じ上げませんが、
やはり冬なれば、寒く、凍てついた日々となることでしょう。


10月15日 火曜、16日水曜日は、お休みとさせて頂きます。
宜しくお願い申し上げます。

ひらいた毬から、大粒の栗が顔を覗かせる。
目を凝らし、茂みに見え隠れする栗を逃さぬよう、
注意深く一歩、また一歩と足を運ぶ。
庭に果樹が植わっているということは、贅沢なことだと思う。
世の中が見逃している其の瞬間に立ち会うこともあるのだ。
枝から落ちる栗は、思いのほか大きな音をたてる。
落ちる前の数秒は、不思議と辺りが静まりかえるのです。
聞き耳を立てているわたしは、
山で鹿を撃つ狩人のように、呼吸は浅く、そして気配を消し、
栗の木に相対するのです。

10月9日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

日々を綴る

2013年10月
« 9月   11月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
カテゴリー
最近のエントリー
アーカイブ

ページの先頭へ戻る