- 倉敷ノッティング
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個人用に、椅子敷きを注文しました。
やはり職人が手がける物は、
目でみて、手に触れ、そして職人と意見を交わし手に入れたいものです。
職人と意見を交わすということは、即ち、其の作り手の心に触れることだと思います。
繊細に、時に大胆に、直向に織り機と向かい合う其の心に。
其の一言一言には、古い井戸の様な深い想いと、
花崗岩の様に堅牢な意思、
そして、一枚を一日がかりで仕上げる心の強さを感じずには居られません。
彼女は、沢山の距離を己の脚で歩き、其の道標を見つけたのであろう。
そして、其の道を真っ直ぐに見据えたのだと思う。
それは、勇気の要る行為なのです。
10月30日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2013 年 10 月 28 日
- cafe / autumn
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過ごしやすくなったこの頃、
いかがお過ごしでしょうか。
窓辺から眺める果樹の落葉と、
背丈の低い(土中にて育つ)野菜が並ぶ畑。
季節が 「深まる」 というのは、なんとも美しい表現です。
陽が傾きかけた頃は、此の時期のとっておきとなることでしょう。
音も無く忍び寄る夕暮れ、そして日々色濃くなる妖艶な日没。
夕刻時のカフェ、
静寂、乾いたギターの音、少しだけクリームを落としたコーヒー、
他に必要なものなどあるのだろうか。
何も無くてよい。
今、其処で、"夕が暮れかけて" いるのだから。
其れは、"特別な時間" なのだから。
10月23日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2013 年 10 月 20 日
- fire woods
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ぼとぼちと、二年間乾燥させた薪を手近な場所へと移動し、
煙突の煤掃除、そして焚きつけ用の果樹の小枝を束ねれば、
ひとまずは冬の準備も整います。
何はともあれ、薪の乾燥具合もよろしく、
適度に草臥れてきたJOTULも、店内に馴染んで参りました。
やはり新品というものは、どうも落ち着きません。
広い草原には、うらぶれた小屋が似つかわしい様に、
草臥れた建築物には、草臥れた薪ストーブというのが、
均整のとれたイメージへと結びつきます。
今年の冬が、どのような冷え込みになるのかは存じ上げませんが、
やはり冬なれば、寒く、凍てついた日々となることでしょう。
10月15日 火曜、16日水曜日は、お休みとさせて頂きます。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2013 年 10 月 13 日
- 栗
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ひらいた毬から、大粒の栗が顔を覗かせる。
目を凝らし、茂みに見え隠れする栗を逃さぬよう、
注意深く一歩、また一歩と足を運ぶ。
庭に果樹が植わっているということは、贅沢なことだと思う。
世の中が見逃している其の瞬間に立ち会うこともあるのだ。
枝から落ちる栗は、思いのほか大きな音をたてる。
落ちる前の数秒は、不思議と辺りが静まりかえるのです。
聞き耳を立てているわたしは、
山で鹿を撃つ狩人のように、呼吸は浅く、そして気配を消し、
栗の木に相対するのです。
10月9日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2013 年 10 月 6 日