- 畑仕事
-
ジャガイモの種芋を植えました。
"インカのめざめ" と "キタアカリ"。
長靴を履いたまま、あらためて畑を見渡すと、
冬を越した野菜も、随分と成長していました。
玉葱やニンニクはピンと背筋を伸ばし、
スティックセニョールは気温の上昇とともに、
収穫量も随分と増えてまいりました。
夕刻17時
陽の長さに、思わずもう一度時計に目を向けます。
季節に半歩おいて行かれた様な錯覚を覚えます。
あどけない表情の桜草。
ふっくらとしてきた紫陽花のつぼみ。
秋に摘んだバジルの種から
小さな芽が顔を出しました。
土の中で越冬したルバーブも
にぎやかになってきた外の様子を伺っています。
野性味溢れるふきのとうの香り、
みずみずしいセリの歯ざわり。
春を迎えるにあたり、
毎年圧倒される桜の美しさ。
桜を見上げるあの時間、
そのときに感じる、自分の中で一時停止している時間軸。
そして散ってしまうであろう儚さとは裏腹に、
眩しい新緑を心待ちにする気持ちが浮かびあがります。
庭のヒヤシンスがそろそろ咲くようです。
-
- カテゴリー: 畑のこと
- 2010 年 3 月 11 日
- 落ち葉集め
-
今年初めての落ち葉集めをしました。
丁度、昨年の今頃から畑を作り始めました。
マーガレットが咲いていた土地と、
トタン屋根の小屋があった土地を畑にする作業は、
一輪車、スコップ、鍬という人力作業の基本的な道具と、
周りの人達の協力を得て成しえました。
一輪車で運んだ、肥えた土の移動だけでも
2週間以上の時間が必要となりました。
その後慣れぬ手つきで鍬を入れ、畝を作り、
種を蒔き、苗を植えました。
落ち葉集めをしながら、改めて畑を眺めました。
たくさんの作物が育っています。
ビーツや芽キャベツをはじめ、おもしろい野菜も
いろいろと植わっています。
うまくできる野菜もあれば、失敗してしまうものもあることでしょう。
それが自然の摂理であり、わたしたちはそこから学ぶことにより、
ヒトとしての成長にもつながるであろうと感じます。
集めた落ち葉は、腐葉土となります。
ディル、バジル、ルッコラ、エンダイブ、トマトは種もとりました。
こうして「循環」という輪が少しずつ繋がっていくのでしょう。
知人から、今年の中秋の名月は"10月3日"だという便りがありました。
今年の秋の夜長は、ずいぶん昔のカリフォルニアが舞台の
海のフォトブックと過ごすことになりそうです。 -
- カテゴリー: 畑のこと
- 2009 年 9 月 25 日
- 芋掘り、時々栗拾い
-
サツマイモが大きく育ちました。
芋は「収穫」ではなく「芋掘り」という言葉が似合います。
芋づる式という言葉そのままに、四つ五つと連なって土の中から出てきます。
それぞれの表情も豊かで、土のついた芋をながめていると、
なんだかほっこりとした気分となります。
芋と時を同じくして、殻が開いて枝にぶら下がっていた栗が、
ひとつふたつと地面に落ちてきました。
昨年と比べると、幾分実のつきがわるいようですが、
拾った栗は皮もよく張って、なかなかのデキなようです。
栗のあとには、昨年ジャムにして好評を頂いた柿もひかえています。
イチジクも、もう少し収穫できるようですし、
これからは庭仕事が忙しくなりそうです。
そろそろ薄手のニットやセーターに袖を通したくなる時期になりました。
心地よいウールの肌触りや糸の香りは「温もり」という言葉が相応しいように感じます。
明日、9月23日 水曜日は定休日となっております。
宜しくお願い申し上げます。 -
- カテゴリー: 畑のこと
- 2009 年 9 月 22 日
- スタンス
-
「視点の基準となる」
「現在の姿勢や立ち位置」
「スタンスをもっと広く、足下を見定め、見るべき方角に目を向ける
そうすればサーフボードは、自ずとその方向に向かっていく。」
この言葉は、波乗りで知り合った方からのアドバイスでした。
リトルムッシュの "スタンス"
視点の基準は庭に広がる畑です。
畑仕事は時に、「slow life」などと言葉を置き換えられますが、
便利な時代に慣れ親しんだわたしたちの世代には、
なかなかと「slow」とはいかないこともしばしばです。
団塊の世代以降、土に触れるヒトの数はずいぶん減ったと耳にしたことがあります。
わたしたちの姿勢や立ち位置は、
毎日 "土" に触れることによって自ずと決まってくるのでしょう。
畑の土からサツマイモを引き抜いてみました。
まだ小さくはあれど、うまいサツマイモでした。
-
- カテゴリー: 畑のこと
- 2009 年 8 月 28 日
- 庭と畑
-
「待てば海路の日和あり」
お休みをいただいた水、木曜日は
畑と庭の手入れをさせていただきました。
なかなかとはかどらない梅雨時の畑仕事ですが
両日とも天気に恵まれ、作業することができました。
「待てば畑路の日和あり」 といったところでしょうか。
あらたに数種類の野菜が植わり、
季節がうつろう頃に、お料理となりご提供できるかとおもいます。
裏庭のユリも美しく咲き、文月もそろそろおわりを迎えます。
-
- カテゴリー: 畑のこと
- 2009 年 7 月 23 日