【印刷用レイアウト】

畑仕事 

ジャガイモの種芋を植えました。
"インカのめざめ" と "キタアカリ"。

長靴を履いたまま、あらためて畑を見渡すと、
冬を越した野菜も、随分と成長していました。
玉葱やニンニクはピンと背筋を伸ばし、
スティックセニョールは気温の上昇とともに、
収穫量も随分と増えてまいりました。

夕刻17時
陽の長さに、思わずもう一度時計に目を向けます。
季節に半歩おいて行かれた様な錯覚を覚えます。
あどけない表情の桜草。
ふっくらとしてきた紫陽花のつぼみ。
秋に摘んだバジルの種から
小さな芽が顔を出しました。
土の中で越冬したルバーブも
にぎやかになってきた外の様子を伺っています。
野性味溢れるふきのとうの香り、
みずみずしいセリの歯ざわり。

春を迎えるにあたり、
毎年圧倒される桜の美しさ。
桜を見上げるあの時間、
そのときに感じる、自分の中で一時停止している時間軸。
そして散ってしまうであろう儚さとは裏腹に、
眩しい新緑を心待ちにする気持ちが浮かびあがります。

庭のヒヤシンスがそろそろ咲くようです。

落ち葉集め

今年初めての落ち葉集めをしました。 


丁度、昨年の今頃から畑を作り始めました。
マーガレットが咲いていた土地と、
トタン屋根の小屋があった土地を畑にする作業は、
一輪車、スコップ、鍬という人力作業の基本的な道具と、
周りの人達の協力を得て成しえました。
一輪車で運んだ、肥えた土の移動だけでも
2週間以上の時間が必要となりました。
その後慣れぬ手つきで鍬を入れ、畝を作り、
種を蒔き、苗を植えました。


落ち葉集めをしながら、改めて畑を眺めました。
たくさんの作物が育っています。
ビーツや芽キャベツをはじめ、おもしろい野菜も
いろいろと植わっています。
うまくできる野菜もあれば、失敗してしまうものもあることでしょう。
それが自然の摂理であり、わたしたちはそこから学ぶことにより、
ヒトとしての成長にもつながるであろうと感じます。


集めた落ち葉は、腐葉土となります。
ディル、バジル、ルッコラ、エンダイブ、トマトは種もとりました。
こうして「循環」という輪が少しずつ繋がっていくのでしょう。


知人から、今年の中秋の名月は"10月3日"だという便りがありました。
今年の秋の夜長は、ずいぶん昔のカリフォルニアが舞台の
海のフォトブックと過ごすことになりそうです。

芋掘り、時々栗拾い

サツマイモが大きく育ちました。
芋は「収穫」ではなく「芋掘り」という言葉が似合います。
芋づる式という言葉そのままに、四つ五つと連なって土の中から出てきます。
それぞれの表情も豊かで、土のついた芋をながめていると、
なんだかほっこりとした気分となります。


芋と時を同じくして、殻が開いて枝にぶら下がっていた栗が、
ひとつふたつと地面に落ちてきました。
昨年と比べると、幾分実のつきがわるいようですが、
拾った栗は皮もよく張って、なかなかのデキなようです。
栗のあとには、昨年ジャムにして好評を頂いた柿もひかえています。
イチジクも、もう少し収穫できるようですし、
これからは庭仕事が忙しくなりそうです。


そろそろ薄手のニットやセーターに袖を通したくなる時期になりました。
心地よいウールの肌触りや糸の香りは「温もり」という言葉が相応しいように感じます。


明日、9月23日 水曜日は定休日となっております。
宜しくお願い申し上げます。

スタンス

「視点の基準となる」 
「現在の姿勢や立ち位置」


「スタンスをもっと広く、足下を見定め、見るべき方角に目を向ける
そうすればサーフボードは、自ずとその方向に向かっていく。」


この言葉は、波乗りで知り合った方からのアドバイスでした。


リトルムッシュの "スタンス"
視点の基準は庭に広がる畑です。
畑仕事は時に、「slow life」などと言葉を置き換えられますが、
便利な時代に慣れ親しんだわたしたちの世代には、
なかなかと「slow」とはいかないこともしばしばです。
団塊の世代以降、土に触れるヒトの数はずいぶん減ったと耳にしたことがあります。
わたしたちの姿勢や立ち位置は、
毎日 "土" に触れることによって自ずと決まってくるのでしょう。


畑の土からサツマイモを引き抜いてみました。
まだ小さくはあれど、うまいサツマイモでした。

庭と畑

「待てば海路の日和あり」 


お休みをいただいた水、木曜日は
畑と庭の手入れをさせていただきました。
なかなかとはかどらない梅雨時の畑仕事ですが
両日とも天気に恵まれ、作業することができました。


「待てば畑路の日和あり」 といったところでしょうか。


あらたに数種類の野菜が植わり、
季節がうつろう頃に、お料理となりご提供できるかとおもいます。
裏庭のユリも美しく咲き、文月もそろそろおわりを迎えます。

日々を綴る

2024年10月
« 9月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
カテゴリー
最近のエントリー
アーカイブ

ページの先頭へ戻る