随分と、くたびれたサーフボードがあります。　
其れは長く、厚く、そしてそこそこ重い板で、
数え切れぬ程のリペアの跡、
そして、かれこれ十数年の間にデッキ、ボトム共に陽に焼けており、
ラウンドピンのテールに至っては、ヴィンテージの如くすっかり飴色です。
わたしが手にする前に、三人の年長者が乗っていました。
わたしが四代目か、と思っていた矢先、
最初のオーナーから、「あいつも乗ってたよ。」 と、教えてもらいました。
其の人は、今はインドで暮らしていて、彼の地でも波乗りをしているらしい。

そうか、わたしは五代目だったのかと、
より貫禄が増して見える其の板に語りかけながら、
新しいワックスをいそいそと塗るのであります。

5月28日 水曜日、29日 木曜日は、お休みとなります。
宜しくお願い申し上げます。

ひとりの人間として、其の人の軸となる事柄を持つ人は、　
総じて魅力的な方々であると思います。

たとえ、其れが極小さな世界であれ、
週に一度、または、月に一度しか携わることが出来ないとしても、
其の軸は、其の人にとっては太い柱であり、丈夫な梁であるのです。

世の中の風向きが刻々と変化する時代で御座います。
確固たる自分だけの世界と向き合うことも、
時として、必要なのではあるまいかと思うのです。

5月21日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

嗚呼、今日は昨日より、栗の木の新芽が2,5ミリばかり伸びたのではあるまいか。　
と、具体的な数値までは解りかねますが、
毎日眺める庭の様子は、毎日少しずつ、刻々と変化していきます。

新緑の初々しさというのは、清涼感を伴い、なかなかといいものです。
心にすぅーっと爽やかな風が通り抜けます。

わたしが若かった頃にも、新緑のような初々しさがあったのだろうか。
と、取り戻せぬ過ぎし日を思い出しながら、
今日も庭木を眺めるのであります。

5月14日 水曜日は、定休日となります。
よろしくお願い申し上げます。

いやはや、もう五月ですか。

春は足早に過ぎて行きました。
今年の梅雨も、やはりざーざーと雨が降るのでしょうか。
カタツムリは、紫陽花の葉の裏で、うまいことじっとやり過ごすのでしょうね。
夏はどうでしょうか。
亜熱帯さながらの夏も、まぁ夏なんだなという気がしないでもないですが、　
もう少し過ごしやすいと有難いですね。　
　
春と秋とが明確に存在する春夏秋冬だと、
夏と冬の前に 「よし、備えるぞ」 と、"覚悟" をきめることが出来るのですが、　
なんだか春も秋も影が薄くなり、ズンズンと夏が幅を利かす昨今、　
あれよと言う間に、わたしも着ぐるみを剥がされ半袖となり、　
お気に入りのLIBERTYの生地を使ったシャツは、
今年の初夏も出番無しかなと感じたりもします。

まぁ文句を言ったところで、どうにかなる訳でも御座いませんが、
どうせ暑いならば、BATIKの半袖シャツに、椰子の葉の帽子を被り、
とことん挑んでやろうじゃないかと、鼻息荒く心の準備をしております。

5月7日 水曜日は、定休日となります。　
宜しくお願い申し上げます。