- 定休日のお知らせ
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間もなく5月も終わります。
そして6月を迎えます。
鉄扉の前にある紫陽花が、つぼみをつけています。
紫陽花は、やはり雨の日に傘をさして眺めるのが好きです。
葉で雨宿りするカタツムリと、
その葉から地面に向けて落ちてゆく流麗な雨雫。
紫陽花のまわりで根を生やすセージやタイムからは、清涼な香りを楽しむことができます。
雨の日が好きなわたしは、梅雨という季節はあまり苦にはなりません。
雨の日に人が集まるカフェに、わたしは不思議な魅力を感じます。
雨の日の午後は、不思議と予定がなかったりします。
雨の日の午後は、不思議と時間を気にしなくなります。
雨の日の午後は、不思議と文庫本の活字の世界に入り込みやすく、
雨の日の午後は、時間をかけてコーヒーを二杯のみ、
そして雨の日の午後は、日がかげり始めたら、さて帰るかと腰を上げます。
5月26日 水曜日は定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
- カテゴリー: リトルムッシュのこと
- 2010 年 5 月 25 日
- 夕焼け
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昨日の雨も上がり、
幾分湿度を含んだ晴れの日でした。
日没前、キッチンの窓が紅色に染まりました。
庭に出て眺めた西の空は、
美しく焼けていました。
夕焼けというのは、
眺めている間に刻々とその色合いを変えていきます。
わたしは、夕闇が夕焼けを包み込んでしまうその手前の空が好きです。
その沈みゆくものを止める手立てはなく、
ただただその場に立ち尽くし、そして眺めるその空は、
その日の終焉を告げるに相応しく、
時計で知る時刻よりも、
より現実的に明日に近づいていることを教えてくれます。
さて、明日の空はどのような空でしょうか。
天気予報で知る明日の空より、
今夜の空で明日を占う。
わたしのささやかな夜の習慣です。 -
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- 2010 年 5 月 20 日
- 定休日のお知らせ
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午後の空を見上げたところ、
視界の端で蝶が舞っておりました。
嗚呼 想い出す クロアゲハの夏の舞
クロアゲハの優美な舞は、
夏の暑さとは裏腹に、
実に涼しげで、わたしの好きな風景であります。
畑では、空豆が実をつけました。
上からぶら下がるのではなく、
空に向かって伸びる空豆は、
まるで、重力とは無縁であるかのようです。
その姿は、「実は下がるもの」という先入観を
跡形もなく過去のものとし、
新たな価値観を植えつけてくれます。
「実は空へ向かうもの」
物事を逆向きに発想するということは
実は難儀なことであり、
空に向かう空豆を眺めながら
何故に何故にと廻る一日。
明日 5月19日 水曜日は定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2010 年 5 月 18 日
- silent
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未だ陽の差す夕刻時
入口の鉄扉を開け、外へ出ました。
西の空は未だ明るく、
柔らかな微風、
そしていつの間にやら茂っていた緑。
ボリジの傍ら、スルリスルリと線を伸ばす矢車草。
栗柿無花果の木も新緑が眩しく、
庭を囲むように咲き乱れるマーガレット。
しばし眺めること数分の間、
不思議と周りの環境音は消え去り、無声映画の如く、
ただただ、ゆらゆらと葉がなびく。
静寂とは、得るものでなく、只、感じるものであるかのように。
西の空が、少しずつ赤の帯となり、
鱗雲は、東に向けて色のトーンを変えていく。
風は柔らかな微風のまま、
辺りは静かに闇へ、そして闇へと。
お休みのお知らせです。
5月12日 水曜日は定休日となります。
誠に勝手ながら、
5月13日 木曜日もお休みを頂きます。
宜しくお願い申し上げます。 -
- カテゴリー: リトルムッシュのこと
- 2010 年 5 月 9 日