- 朝焼け
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朝陽の昇る数分前、
東の山間が、まさに焼けていた。
地球の目覚めの様な朝焼けに、我こころ奪われた。
表浜に辿り着くと時を同じくして陽が昇り始めた。
湖のように凪いだ海は、わたしの期待通りとはいかなかったが、
冬の朝の、背筋を伸ばしたくなる様な其の光景は、
わたしのカラダ中の細胞まで満たしてくれた。
11月27日 火曜日は、勝手ながら臨時休業とさせて頂きます。
11月28日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2012 年 11 月 26 日
- 壱千五百
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西高東低 冬型の気圧配置
どろんとした重たい空の下、玉葱の植え付けを行いました。
其の数 1,500本。
幾人かのヒトは、其の数を聞いて驚きました。
我々の所有する小さな畑と、「センゴヒャク」という比較的大きな値との釣り合いが取れないと。
想像力は無限の広がりを持ちます。
大玉の玉葱1,500ヶが、他の野菜の育つ場所を遮る様に
ゴロゴロと転がっている野性味あふれる風景をイメージするヒトもあれば、
あの細い苗 100本入り×15束と、リアリスティックな絵を思い浮かべるヒトも居ることでしょう。
わたしはと言えば、作業する数日前から、
其の数に腰が引けてしまった、情けない農夫なのでした。
11月21日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2012 年 11 月 19 日
- お休みのお知らせ
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欧州最西端 ポルトガル ロカ岬
「ここに陸尽き、海始まる」
岬から海原を眺めたとき、どんな感情が生まれるのであろうか。
日本の本州最北端からは、函館の町を捉えることが出来た。
夕暮れ時には、対岸の町の明かりが、ちらちらとひかり、
函館は、やさしい町なのであろうと、想いを馳せた。
暫くの後、海を渡り、函館の地を踏んだ。
とある美術館の受付で、昼食を取りたいのだがと告げると、
近くにある店を教えてくれた。
重たいスーツケースを引きずり、徒歩で其の店へ出向いた。
入り口の扉を開け、窓際の席に腰を据えた。
話し相手になってくれた店の人が、
「函館で波乗りしたい時は、此の人に電話すればいい。」
と、友人の電話番号を書き記した名刺を手渡してくれた。
何処の馬の骨だか解らぬわたしに、函館の町は、やさしかった。
11月14日 水曜日は、定休日となります。
翌日 15日 木曜日は、玉葱の植え付け作業につき、お休みとさせて頂きます。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2012 年 11 月 12 日
- 狭間
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霜月
秋と冬との狭間に身をおく。
時折吹き付ける北風が、秋を隅へと追いやってゆく。
心地よかった十月に戻る術等無く、毛糸のスウェターを頭から被る。
両手と言えば、気づかぬうちにズボンのポケットに逃げ込み、
無防備な襟元をめがけ、冬将軍が大きなくしゃみを残す。
冬とは、突如目の前に現れた長いトンネルのようなもので、
此の一本道は後戻りなど出来ないのである。
恐るおそる暗いトンネルへと脚を運ぶ。
手に握り締めたライトが、弱々しく足元を照らす。
入ったばかりの長いトンネル、
出口は未だ見えず、心の線が音も無く細くなるのを感じる。
11月7日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2012 年 11 月 5 日