- ゴーヤ
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今年は、お陰様で夏野菜が豊富に採れました。
「いやぁ こりゃ参りますな」
と独り言がでて来る程の実りでした。
少しばかりまとまった夏休みを頂こうかと思ってはおりましたが、
これだけの収穫量があると、休むに休めません。
「消費しきれない分は自分の胃袋へ!」
なかでも、毎日食したものと言えば "ゴーヤ" です。
ある日の夕食には、
・ゴーヤのサラダ
・ゴーヤの佃煮
・ゴーヤの炒め物
と、まさに "ゴーヤ尽くし" という日もありましたが、
これが不思議と飽きないのです。
卵焼きもよし、味噌汁もよし、夏の万能選手で御座います。
来年も沢山の実りがあると、嬉しい限りです。
「え、ゴーヤはまだ採れるんですか、いや、嬉しいですとも、勿論、ええ。」
御来店の際、お車は一組一台でお願いしております。
ご無理申します。
御理解頂けますと幸いです。
8月31日 水曜日は、定休日となります。
9月 1日 木曜日は、じゃがいもの植え付け作業に伴いお休みを頂きます。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2016 年 8 月 29 日
- 30in
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ジーンズを貰いました。
タグ付きの新品です。
しかし、ペロンと広げてみると思いのほかに細そうだ。
昔は牛蒡の様でしたが、今やわたしも列記とした中年です。
「いや、ちょっと穿けないかもしれないな。」
サイズ表記には 30×30 とありました。
意を決し試着してみました。(貰ってしまってからの試着というのも変ですが。)
傷つくことを恐れていては、何事も成し得ないと、誰かが言っていたではないか。
恐る恐る右脚を入れました。
脚は入るぞ、
腰の関所が問題かもしれないな、賄賂でも渡して何とか事なきを得られればいいのだが。
左脚を入れ、膝の辺りからずりずりとジーンズを引っ張り上げる。
尻はスッポリと収まった。
ジップもズィっと上がった。
そして、金属のボタンを、ボタンホールへと導くのです。
胸を張って関所を通過できる喜びは、やはり変えがたいものがありますね。
丈もいい具合です。
しかしここで、18秒程考え込むことになりました。
思い返してみると、
其の昔は、29×32や、30×32などのジーンズを穿いておりました。
わたしの脚は歳とともに2インチ短くなってしまったのでしょうか。
まぁ、貰い物のジーンズが利用できる(穿ける)ので、どうでも良いことなのですが。
御来店の際、お車は一組一台でお願いしております。
ご無理申します。
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8月24日 水曜日は、定休日となります。
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- 2016 年 8 月 22 日
- 月浮かぶ
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午前一時にこっそりと家を出て、下道で海へ向かった。
車のエアコンを゛OFF゛にして、窓ガラスを開け放ち、夏の夜の風を取り込んだ。
樹木の茂った辺りでは、空気は幾分冷やかだった。
空いた夜道をスルスルと抜け、いつもの海岸には夜明け前に到着した。
真っ暗な海岸。
沖には数隻の漁船の灯りがみえる。
波打ち際では、わたしよりも早起きな釣り人が数人、キス釣りだろうか。
そして、西側の漁師小屋の前、海岸すれすれのあたりに、大きな月が文字通り浮かんでいた。
月の下では漣(小波)が白い帯を引いていた。
月は世界を明るく照らすのだ。
眠れない夜を過ごしたことのある人ならば知っているであろう。
月は世界を明るく照らすのだ。
朝が過ぎ、昼が終わり、そして夕方となった。
賑やかだった海岸は、人も疎らになった。
浜を歩くと、まだ砂が熱かった。
風が南に振れた。
大潮の満ち込みが終わろうとしていた。
8月17日 水曜日は、定休日となります。
8月18日 木曜日は、お休みを頂きます。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2016 年 8 月 15 日
- 抜け殻
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店の軒先の、数十年前に施工され、今は、ただ草臥れてしまったコンクリートの上に、
ポツリと存在した蝉の抜け殻。
容赦無い陽射しが、庭先に照りつける。
太陽が其の抜け殻から、僅かばかり残っていた生気を吸いとっていくように。
窓越しに覗いているのに、其の殻の乾いた音が聴こえてきそうだ。
最初はそう感じた。
「音が聴こえてきそうだ」と。
気づけば、辺りの気配は静まり返っている。
時刻は夕方のいくらか前、15時を半ば廻ったところ。
すると、隣町から微かに聴こえて来る夏祭りの太鼓の音の様に、
小さくはあるが、芯のある音が悪戯に鼓膜を突いてくるではないか。
抜け殻 / 陽射し / ・・・
抜け殻 / 陽射し / ・・・
抜け殻 / 陽射し / 《・・・》は、なんだろうか。
囁く様に小さかった音が、少しずつではあるけれど次第に耳に届いてくる。
神輿の練が通りを廻って来るように、少しずつ聴き取れる音となっていく。
・・・/・・/・・・ ・・・/・・/・・・ ・・・/・・/・・・
「リズムだ」
幾重にも重なる其のリズムの、其のひとつの打音は、か細く跡形も無く消えてしまう。
其の打音を、薄い層を成した菓子の様に一枚一枚と丁寧に重ねていく。
気の遠くなるような作業がリズムを生む。
消え行く音を幾重にも重ねるのだ。
すると、消えたはずの音が、"ポワン"と耳の中で反響する。
どの音が今打った音で、どの音が反響音なのかが次第に解らなくなってくる。
しかし、其の "不明瞭"とも言える、幾層にもなった音の世界にしばらく身を寄せていると、
不明瞭"="不安"ではなくなってくるのです。
むしろ、其の "不明瞭な音の世界" に浸っていたい。
此の曲の何処が始まりで、何処が終わりなのかすら意識しなくなっている状態が、心地良い。
暑い昼下がりは、そんなカリンバの音が良い。
真夏と言うのは、わりかし"緊張"しているのかもしれませんね。
体の張りがとれて、ついウトウトしてしまいます。
仕事中だというのに。
御来店の際、お車は一組一台でお願いしております。
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8月10日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。
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- 2016 年 8 月 8 日
- 「文人悪食」
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「文人悪食」 嵐山光三郎著
文才のある人には奇人が多いなどと耳にしたことがありますが、
其の人物の "食" に目を向けるという趣向が面白い一冊です。
わたしは悪食では御座いませんが、
ナタデココに、芝麻醤と胡麻ラー油を混ぜるのが好物でして…
というのは冗談ですが、
誰にでもひとつやふたつは、"少し変な食習慣" はありますよね。
人前で大っぴらに、其の食習慣を披露する方もいらっしゃれば、
丑三つ時 コンプレッサーが静かに唸りを上げる冷蔵庫の前で、
独りほくそ笑みながらという方もおられるでしょう。
其れが好きなのだから仕方ありませんよね。
いや、ですから、わたしは悪食ではありませんよ、ええ、違いますとも、はい。
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8月3日 水曜日は、定休日となります。
8月4日 木曜日は、お休みを頂きます。
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- 2016 年 8 月 1 日