さて、十月を迎えるにあたり、
気持ちが随分と安らいでおります。
なにより過ごしやすい気候の中、
好きな長袖のシャツに袖を通すというのは、
さして洒落者でもないわたしでは御座いますが、
なにぶん気分がいいものです。
洋服を買い足すこともあまり無いゆえ、
毎度同じシャツばかりとなる訳ですが、
経年劣化とも言うべき、其の草臥れてきたシャツは、
わたしの体に馴染み、
よって、気持ちも安らぐという塩梅で御座います。

10月2日 水曜日は、定休日となります。　
宜しくお願い申し上げます。

島に移住し農業を生業に選んだ友人、　
織りに魅かれ個展を開くことになった友人、
彼等と出会ったのは、とあるカフェでした。
多感な二十代の頃の一時期を共に過ごし、
多くのことを語り、そして其々の道を選んだ。
彼等と膝を突き合わせてあの頃の様に話をすることは、この先あるのだろうか。
もし、其の機会が得られなかったとしても、
彼等とは目に見えぬ繋がりがある。
電源もケーブルも必要としない、確固たる繋がりが。


9月25日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

ニュートラルな状態。　
バランスの保たれた中立地点。
何事も、前のめりであったり、
また、後ろに重心のかかった消極的な状態では、　
Glideは生まれない。
音も無く滾々と流れる水の様に、
常にニュートラルな状態を保ちたいものである。

9月17日 火曜、18日 水曜日は、お休みとさせて頂きます。
宜しくお願い申し上げます。

「岬」 美しい言葉の響き、
其の先は海原が広がり、陸は其処で果てる。
距離を置いた対岸は随分と小さく、
コンテナを山積みにしたタンカーが、其の両岸の間をゆっくりと西へ進む。
風はオフショア、メロウな波がさらさらと割れてゆく。
岬の先端で眺める其の海は、何処までも柔らかく、
空は何処までも広い。
一羽の海鳥も飛ばぬ其の空は、船の汽笛をも吸い込んでしまいそうだ。

久しぶりに訪れた岬は、静寂に包まれ、
わたしを透明にしてしまうのです。
薄っぺらなオブラードのように。

9月11日 水曜日は、定休日となります。　
宜しくお願い申し上げます。

此の切手には、友人の絵が印刷されている。　
わたしは、此の切手のことを 「kitte」と名付けました。
いつの日か、此の「kitte」を貼り、何処かの誰かに手紙を送るのかもしれない。
そのような事を考えると、なんだか心踊るのです。

9月4日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。