- 暮らし
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「新生活」という言葉が、ちらほらと耳に届くこの時節。
カタログから選んだ様な「生活」は、利便であり、なにかと効率もよろしいのでしょうが、
やはり、個人の感性に富んだ「暮らし」というものが、大切であるように感じます。
自分の脚で探し出した、少しばかりくたびれた机と、
座面の擦り切れた、しかし脚線美しい木製の椅子。
カーテンは、寸を測り、布屋で生地を選ぶ。
引越しついでに持参したミシンに油をさし、
ボビンへと糸が収まる音に耳を傾け、これからの暮らしを夢想する。
照明は、素っ気無くあつらえた電球が、思いのほかクラシカルな雰囲気をあたえ、
卓上に並んだ、お気に入りの器と相まう様に、不安げだった自身のこころも思わず綻ぶ。
自分の持ち込んだひとつひとつが、次第に其の空間の空気となり、
やがて、其処は、ひとつの「暮らし」が生まれる大切な場所となる。
3月30日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2011 年 3 月 29 日
- 定休日のお知らせ
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早いもので、3月も残すところ1週間ばかりとなりました。
薪ストーブも、そろそろお役御免となる予定です。
創舎呱々さん、 Book Gellery トムの庭さん から、春のお知らせが届きました。
お出かけの際、足を運んでみてはいかがでしょうか。
3月23日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2011 年 3 月 22 日
- 春風に乗って
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名残りを惜しむかのように、ちらついた雪。
しかしながら、梅の花咲く時節、
秋冬世話になったチェックのネルシャツは箪笥に収め、
縦縞のシャツで、さらりと洒落込む。
「Eagles」の乾いた音は、春風に乗って、どこまでも軽やかに響き渡る。
わたしの生まれ年にリリースされたアルバム「Desperado」
「ならず者」とされた邦題に苦笑いしつつ、
スピーカーからこぼれる音を辿りながら、
其の時代の風や空気を感じようかと試みる。
あたらしいものに、眼や耳を向けることが少なくなったのは、何時頃からだろうか。
何かしらきっかけとなったピボットを中心に、180度旋回してしまった其の趣味思考は、
遡ることを厭わず、未だ知らぬ、また、懐かしくもあるであろう何かを求め、
過去という魅惑の沖へとパドルアウト。
3月16日 水曜日、17日 木曜日はお休みとなります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2011 年 3 月 15 日
- 椅子
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良い椅子の定義とは。
わたしは、名のある方がデザインした椅子などについて、あまり知識もなく、
椅子について、さして詳しくもございません。
ただ、自分にとって良い椅子といえば、
真っ先に浮かんでくるのは、1970年代後半から80年代にかけての仏車のシートとなります。
柔らかな座面が、すっぽりと身体を包むあの感じは、なんとも心地よく、
賛否はあれど、わたしにとって「良い椅子」といえば其れでした。
また、今現在、わたしの住まいの片隅にポツリとおいてある、
くたびれた、水色の独り掛けの椅子も重宝しています。
少しばかり低めの座面に、身体が適度に沈み込む座り心地は、
やはり、一昔前の仏大衆車の其れであり、
ほころびや、破れがあろうとも、
読み物の際には、現在進行形で活躍しております。
この椅子は、某大学で使用されていた中古品でしたが、
これを譲ってくれた友人の住まいにも、同じものがありました。
おそらくは、彼も其の椅子に座り続けているのではないかと、
梅の花咲く、春に想う。
3月9日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。
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- 2011 年 3 月 8 日
- 夢見月
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三月を例える言葉に、「夢見月」という言葉があるそうです。
うららかな、心地よい午後を連想させる言葉です。
3月2日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。
どうぞ、素敵な夢見月を。 -
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- 2011 年 3 月 1 日