- low pressure
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低気圧が残した土産を求め、表浜へ向かう。
高い位置からドロップし、グラブレールで抜けた波、
クリーンなフェイスを低い姿勢で滑走する。
頭に詰まっていた雑念は塵と化し、
体中の細胞が、ざわつきだすのを感じる。
誰かが引いてくれた線を辿るのではなく、
自分でラインを描く。
同じ波など、ひとつとして無いのだから。
1月30日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2013 年 1 月 28 日
- -8
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長野県のとある峠、
時刻は午前7時、
外気温 マイナス8℃とある。
思わず自動車の窓を下ろし、
普段相対する事の無い外気に肌をさらす。
時間にして3秒程であろうか、
わたしの右手は、窓を上げる事を即座に選んだ。
橋という橋は、当然のように凍結し、
てらてらと不気味な笑みを此方に向ける。
まるで、大きな口を開けた鯰のようである。
大きな口を開けた鯰など、この目にした事は無いのだが。
兎に角、今冬新調したMichelinに頼り、いざ目的の場所へ。
シニアな仲間と冗談を交わし、正午までスラロームを楽しむ。
昼食に蕎麦を平らげ、そしていつもの露天風呂へ。
真っ白な息を吐きながら、石の階段を降りる其の最中、
「立ち入り禁止」とある其の文字を流し目で捉えながら、左脚は湯船へと地面を蹴った。
そう、力強く石畳を蹴り上げたのである。
見事な跳躍、そして右脚から着水、腰まで浸かる。
其処で、ようやく「立ち入り禁止」の意味を知る。
「水ではないか。」
冬鳥の其れにも似た小さな悲鳴とともに、石畳へと飛び上がり、
仲間と共に駆け上がった、一目散に、湯船を求め。
1月23日 水曜日は定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2013 年 1 月 21 日
- 老齢
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枯れの様の古木の果樹を眺め、我が老いについて一考する。
若いとは言えなくなったわたしの年齢、
三十年後は立派な老人である。
庭の其の果樹は、すっかり落葉し、
薄曇の冬空の下、細々とした枝は、痩せ衰えた印象を強調させる。
がしかし、わたしは、其の草臥れた其の様の何かに惹かれるのです。
ある種の潔さ、とでも言おうか、
何も無理をせず、何かをひけらかす訳でもなく、言葉少なく、ただ其処に佇んでいる。
いつの日か、灰色の世界の中で、静かな老齢を重ねたいものである。
ベレー帽でも被りながら。
1月16日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2013 年 1 月 14 日
- 2013
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「インディゴ染めのズボン」
其の深い藍色は、希望に満ち溢れた鮮やかな青なのです。
裾をたくし上げ、白い息を吐きながら、
辺りに積もった雪の上を、裸足で走りたくなるのです。
そして、大きく息を吸って、肺の中を麗しい空気で満たし、
声高らかに 「希望」 と言ってみるのです。
きっと、其の言葉は、誰かの耳に届くのです。
わたしのインディゴ染めのズボンは、
希望に満ち溢れた鮮やかな青なのです。
きれいなきれいな青なのです。
2013年は、1月5日 土曜日より営業致します。
1月9日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2013 年 1 月 3 日