- 定休日のお知らせ
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三連休も終え、11月も残すところ僅かとなりました。
薄くなったカレンダーをめくると、
あと一枚で、今年も終えるということを実感できます。
過ぎ去った十一ヵ月
これからむかえる十二ヶ月目
皆様にとっても有意義なひと月でありますように。
11月25日 水曜日は、定休日となっております。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2009 年 11 月 24 日
- analog
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水銀の体温計を脇に挟み待つこと三分。
時計の針が三回まわるのをじっと眺める。
日常のただ疎かにしてしまう三分と比べ、
なにか意味のある時間ような気がする水銀の体温計と過ごす三分。
バネ秤の体重計にのる。
自分の成長の標が定まるまで、
身動きをせず、
左右に振れる数字を見下ろし、その値を予測する数秒。
アナログには "待ち時間" がつきものです。
レコードの針を落としてからの無音の数秒。
その数秒が、これから聴くであろう音に対する期待を膨らませてくれます。
今では数少なくなった凸版印刷。
その仕上がりの美しさもさることながら、
凸版一文字のディテールや、凸版印刷機のもつ、それ自体の存在感は、
他には替えられないものがあると感じます。
愛くるしいピアニカの音色や、カリンバの弾む音。
時を知らせる鐘時計の厚みのある音。
または、間もなく耳にするであろう108回の除夜の鐘。
物の価値観を大切にしていきたいと感じた、
11月 3度目の金曜日です。 -
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- 2009 年 11 月 20 日
- ひざ掛け
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寒風じわりと迫る霜月の半ば。
セージの花は赤く咲き、
綿花がふわふわと細い枝からぶら下がる。
季節はずれな鮮緑の紫陽花の葉とは対照的に
古木の栗柿は褐色の葉で足下を覆う。
リトルムッシュでは、お席で温かく過ごしていただけるよう
ステッチをあしらった、ひざ掛けをご用意致しました。
100cm×70cm のゆったりとしたサイズのひざ掛けは、
壁際の三角ハンガーにかけてございますので、
上着はハンガーに、脚にはひざ掛けを。
くつろいで時間を過ごしていただければと思います。
クリスマスのプレゼントや年賀状、
お正月の過ごし方などのことが、
頭を過る時期となりました。
わたしは、久方ぶりにカメラを手にして、
年賀状の写真を撮りました。
来る2010年の歩みをテーマに掲げた一枚です。
腕を振り、大股で歩くのではなく、
わたしたちのスタンスで、
遅くも無く速くも無く、
背筋を張り、しっかりと前を見据えて。
この言葉通りの一枚となったかは定かではありませんが、
わたしたちのお気に入りの写真となりました。
さて、畑では冬野菜の収穫も間近に控えていますが、
来年の収穫にむけて、苗の植えつけもはじまります。
11月18日の水曜、19日の木曜日は新玉葱の植えつけを行いますので、
勝手ながらお休みを頂きます。
春先には、"新玉葱のオーブン焼き"をご用意できるかと思います。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2009 年 11 月 15 日
- 定休日のお知らせ
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一雨ごとに寒さが一歩ずつ近づいてくる11月。
12月にむけて慌しい方もいらっしゃることでしょう。
11月11日 水曜日は、
定休日となっております。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2009 年 11 月 10 日
- 立冬
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忍び寄る冬の気配
雲無き夜空に月は低く照り、
夜風が枯葉を舞い立て、
凛と背筋を伸ばす冬野菜。
明け方の夜露や霜、
遅くなる日の出、
朝早く練ったパンが焼ける香りと、
クリームを落とした熱いエスプレッソ。
薪ストーブを焚きつけ、
しばらくその場に佇む。
薪を足し、もうしばらくその場に佇む。
周りの空気がゆっくりと温もりを蓄える。
もうしばし火を眺める。
刻む時計の指針を忘れ、
ゆるやかなる冬の朝の一時。
早くもむかえる夕刻。
陽は山の背に引かれるように落ち、
すぐさま闇が駆け足で追いかけてくる。
長い夜のはじまり。
日付が変わるまでの、
夏夜より有意義な四分の一日を過ごす。 -
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- 2009 年 11 月 7 日