- 蛍の灯と蒸しもろこし
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久方ぶりに、蛍の灯舞を楽しんだ静かな夜。
なんとも幻想的な夜絵に思わず言葉を忘れます。
灯ったと思いきや、儚く消えゆく其の灯。
初夏のひと夜の良き思い出。
あくる日、鉄鍋で蒸したのは、もろこしでした。
味覚に対して真直ぐに訴えてくる其の旨みは、
やはりたまらないものがあります。
いよいよ夏である。
畑では、茄子や万願寺唐辛子も実を下げ、
3種植えたトマトも、初なりが顔を覗かせます。
茄子と万願寺唐辛子を焼くと、
鼻に届くは、其れ夏のかほり。
6月30日 水曜日は定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2010 年 6 月 29 日
- 種に好かれる手
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「種に好かれる手を持つヒトは、どんな種を蒔いても芽吹いてくれる」
という話を耳にしました。
種を主体に考えられているこの言葉の響きは、
じんわりと柔らかく、心に刻まれました。
わたしたちの手が、種に好かれているのかどうかはわかりませんが、
庭の樹木、花々、そして畑の作物と、
緑に囲まれた四角家となっています。
6月23日 水曜日は、定休日となります。
翌日の24日 木曜日は店舗設備のメンテナンスの為、お休みを頂きます。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2010 年 6 月 21 日
- 定休日のお知らせ
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乾いたシュロの木の葉が、ぶらりと垂れ下がり、
新芽からは、新しい花枝が伸びています。
ヤシ科の植物であるシュロの木の、
あの独特な形の葉は、日本の風景にはなんとも不釣合いに感じますが、
実は、この国でも自生しているシュロの木。
自分が眼にしている事実が正しいのか、それとも間違っているのかというのは、
危ういバランスのシーソーの上に居るようなものです。
知識、知恵というものは、日進月歩とはいかず、
積み重ねにより深いものになるのでしょう。
明日 6月16日 水曜日は定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2010 年 6 月 15 日
- 紫陽花
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雨露が、幾重にも伸びる紫陽花の葉をつたい地面へ、そして地中へと。
葉をつたう雫のもつ透明感、
葉と、淡い花の色のコントラスト、
そして、紫陽花そのものの姿と、混在するの植物との調和。
梅雨という時節に褒美を授かったように、
わたしたちは、その佇まいに、ただただ眼を奪われます。
庭の紫陽花が花をつけました。
梅雨前線の動きにあわせるように、
ふわりふわりと花ひらきます。
昼下がりの紫陽花、
夕暮れから夜にかけての其れも、
また、美しいことでしょう。
わたしの好きな季節をむかえました。 -
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- 2010 年 6 月 11 日
- 海と夏日と影法師
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わたしは、早朝の海が好きです。
空が白み始め、東の海岸線からゆっくりと赤らんでくる空、
清潔感に包まれた朝の空気と、
ほぼ無風近い穏やかな風。
沖を東へと向かう船につられ、海鳥も眠たげに羽を動かす。
太陽には、まだ日差しの射てりはなく、
辺りを少しずつ照らしてゆく。
海に浮かぶは、気兼ねないいつもの顔ぶれ
この表浜で過ごす朝は、わたしにとってかけがえのない時間です。
かけがえのない時間、其れにまつわる空気というものは、
決して形に残るものではありません。
to do list は、さっさと引き出しの中にしまい込み、
時計の指針の動きを忘れ、
そして、其の時間、其の空気の中で、なにかしら感じたことや、
僅かな時間であれ、我と向き合ったこと、
ふと耳に届いた音や、誰かとの他愛もない会話、
其処は自分にとってかけがえのない場所、時間、そして空気。
6月9日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。 -
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- 2010 年 6 月 8 日