とある日のこと。

西風吹き荒れた海からあがり、向かった先は「葦毛湿原」。
日本でも稀な、都市近郊の原野は、5ヘクタールの広がりを有します。

其の稜線から眺める浜名湖、そして、其の先の太平洋。
足下には、黄スミレやフモトスミレ、
頭上には、新芽眩しい黄緑のアーチ。

アスファルトの上では感じ取ることができない其の涼感。
そして、木々間を走る風。
時に見下ろす豊橋や湖西の街並み。

そそぐ木漏れ日のやわらかなひかり。

4月27日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

波をとりもどした海
枝に残る桜の花弁
微かに香る若葉の匂い
そよぐ風とは、この風のことであろうか

動き出した土の中の生態系
小指大になった紫陽花のツボミ
若芽の黄緑色
そそぐ陽の温もりを両手ですくいあげる

アスパラガスのほのかな甘さは
春の装いのように軽やかで
裸足で歩く浜の感触は
私の気持ちをひとつ先の季節へと誘う

4月20日 水曜日、21日 木曜日は、お休みとさせて頂きます。　
宜しくお願い申し上げます。

小雨の夜
あたまもたげる
鈴蘭よ

4月13日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。

リトルムッシュの庭先に溢れるyellow。　

モンキチョウが、ヒラヒラと飛び交い、
菜花、そしてタンポポは、健気に花を開く。
また、地植えのスイセンは、其の香りで辺りを満たす。
ふと眼を閉じ、春の香りを楽しむ、麗らかな時間とともに。

地に生す暖色の黄色を眺め、
あらためて、四月という「時節」と「春」とがイコールで結ばれたかのように感じる。
物事が新しく始まるこの月、いつもより背筋を伸ばし、凛とした心持ちで過ごせたらと感じます。

4月6日 水曜日は、定休日となります。
宜しくお願い申し上げます。