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11月/霜月

落葉。

黄褐色の乾いた葉は、風に吹かれるがままにハラハラと舞うのです。
右に左に、時に舞い上がりながら、最後はゆらゆらと土の上に。

夏野菜が終わり、そこにできた畑の空白のスペースがなんだか心地良く目に写ります。
ぎっしりと詰まっていた夏の畑のあとだから、その空白が美しくすら感じるのです。

土の中で成長する作物は、音も無く静かに伸びていくのです。
今この瞬間も土の中で大根が伸びているのかもしれないと考えると
ちょっとオカルティックな感じがします。

夏のざわつきとは打って変わって、ものを考えるにはうってつけの時期です。
椅子に座って頬杖ついて、あたたかい飲み物を傍に置いて空想と夢想の世界を行き来しながら
冬の到来を静かに待つのです。

店の壁に「コートフック」を付けたいと思った。
コートをかけるフックは木を削り出して美しい形のものにしたい。
ハンガーは使わず、コートの襟元を引っ掛ける感じだ。
壁にアンカー留めする木材も滑らかな曲線にして、
北欧家具を感じさせるような流れるようなフォルムにしたい。
今年には間に合わないだろうから来年の冬に向けてひとつ考えてみるか。

<静かな店内の少人数生の営業です>

●御来店はひと組2名様まで、広いテーブルのみ3名様まで。
●お子様連れでの御来店はご遠慮下さい。
●予約は当日の予約のみお受けします。数日先、数週間先の予約はお受けしません。
●予約の時間に遅れた場合は予約取り消しとなります。お気をつけください。

毎週水、木曜日が定休日となります。
ツイッターで営業案内をしています。

10月/神無月

10月を迎えました。

注ぐ日差しがやわらかで、そのあたたかみがなんとも心地の良い季節です。
果実や根菜をはじめ、秋の味覚でテーブルが賑わう時期でもあります。
煮込み料理やグラタン、グツグツと煮える鍋や湯気踊るスープなど、
「温まる」料理を前に顔が綻ぶ時期でもありますね。

秋は春と同じように種まきの時期でもあります。
秋の土は種がまかれるのを待っているかのようにふかふかとしています。
鍬を振り下ろしても抵抗なくサッと抜けます。
なんと気持ちが良いのだろう。
土の粒度が細かく感じます。ふかふかでサラサラなのです。
年中この土の感触だと良いのになぁと毎年この時期になると思います。

芋掘りは10月下旬くらいからだろうか。
クルマに収穫籠をどっさり積んで畑に向かうのが毎年の恒例ですが、
さて今年の出来はどうでしょうか。

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長月/9月

暑さもひと段落か、それとも残暑がお出迎えか。
たとえ暑くとも、暦の上では夏は終わっているので、心理的にはいくぶん楽であります。
「9月」は自分の中では夏のくくりに入っているけれど、
世間では秋の味覚が並ぶ時期でもあるし、中秋の名月、月見の頃でもあります。

なにかと騒ついた2021年の8月でしたので、
ここはひとつ、腰を据えて落ち着いて過ごしたいものです。
「月見団子」なんかいいですね。そういったことを大切にしたい。

秋といえども畑でとれるのは夏野菜の延長ですので「晩夏のひと皿」といったところでしょうか。

コーヒー豆の焙煎の勉強は、職人さんに製作してもらった手回し焙煎機をパートナーに
いろいろな豆を焼いています。
ここ最近はコロンビア、ニカラグア、コスタリカ、タンザニア、エチオピア、グアテマラと
なぜだかカタカナ5文字の国の豆ばかり。

焙煎は普段とは違う感覚を養えるのです。
言葉にするのは難しいけれど、小説家がピアノを弾くような感じでしょうか。
表現方法が変わるという感じがします。
同じようにガスの火を使うのですが、料理やパン、デザートとは感覚的に違うのです。
すっかりハマってしまったようですね。

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※畑仕事が忙しい時期ですので場合によっては臨時休業もあります。
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葉月/8月

「避暑地」

子供の頃は、暑くないところなんて「退屈な場所だろう」と勝手気ままに思っていたけれど、
つまらない大人になり、暑さに怯える身にとっては、
これほど美しい響きの言葉はないだろうと感じるのです。


「避暑地」

静かな湖畔。こじんまりとしたコテージのデッキには木製のテーブルとラウンジチェア。
冷えたハイネケンを片手に、花の季節を終えた水芭蕉を眺めながらちびちびとやる。
ビーチパラソルもカキ氷も夏を盛り立てる音楽も無し。
「避暑地」はどこまでも静かなのだ。
針葉樹に囲まれた湖畔では水鳥が羽を休めている。
時折、水鳥が羽ばたく音が辺りに響く。

クラブハウスサンドウィッチと2本目のハイネケンを注文する。
深い森の奥行きが空をちいさく感じさせる。
どこに焦点をあわせるでもなく、ただ何処かを見つめている。
クラブハウスサンドウィッチがテーブルに運ばれる。
あたりまえだけど出来立て作りたてだ。
トマトケチャップを添えたフカフカの卵と3種類のピックルス。
それに薄切りのローストビーフと粒マスタードを挟んだクラブサンド、
付け合わせのルッコラのサラダ・・・。

こんなことを想像しながら今日もキッチンと客席を行き来し、畑に出て収穫作業です。

いつの日か「避暑地」で夏を過ごすのだと思いながら。

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文月/7月

雨と陽射しと夕涼みの季節。

「無理をしない」というスタンスで7、8月をやり過ごすというのが
ここ数年の過ごし方となっています。
台風だって落雷だって軒下でやり過ごすしかないのだ。
猛暑も同様やり過ごすしかないのです。
慌てず、走らず、ほどよく食べてよく眠る。
その「ほどよく食べて」に夏野菜はうってつけなのです。
歯触りよく個性的な味の胡瓜、ゴーヤ、オクラ、ピーマン。
その酸味と甘味は煮ても焼いても生でもおいしい大小のトマト。
それから僕の好物のツルムラサキ、茄子。
どちらもさっと茹でて(茄子はアク抜きしてから茹でて)ドレッシングでマリネするのが好みです。
夏野菜は食べ過ぎても胃もたれせず、うまいことできているなぁと思います。

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