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長雨そして寒さ戻る

春先というのは、肌寒かったということを
改めて思い返すここ数日。

しかし気分としては、春の装いで過ごしたいとう
なんとも矛盾に満ちたここ数日。

なぜなら、庭には春の花が咲き、
この雨も冬の其れとはあきらかに感触が違います。
進む季節とは裏腹に、
ウールの帽子とセーターに戻るのはどうも気が引けてしまいます。

畑の様子はと言いますと、
先日までのあたたかな日が続いたお陰か、
新芽は順調に背を伸ばしています。
おもしろい品種の野菜も種まきをしています。
また、こぼれ種から芽が出たエンダイブやロメインレタスも
あと数週間で収穫できることでしょう。

通りがかりの道すがら眺める山桜。
わたしの好きな春の風景です。

弥生

ここ数日は、薪の消費も随分少なくなりました。

ふと庭に眼を向けると、スイセンや椿、サザンカの花が咲いています。
澄んだ空は高く晴れ渡り、
木々の間を気持ちのよい風が通りぬけ、
枝にとまった鳥の目当ては、咲いた花の蜜。
猫は日向でまどろみのひと時を過ごし、
わたしたち人間は、口々に「あたたかくなった」と呟き、
通りすがりのあたたかな風に押されるように、
さて、今年の春は何色のシャツを着ようかと、
桜咲く前からあれやこれやと頭を廻ります。

3月は年度替わりの月となります。
去るヒトを笑顔で送り出し、
来るヒトを笑顔で招き入れ、
去っていくヒトとの関係も、
やって来るヒトとの関係も、
どちらもかけがえの無いものであり、
そこから得られるものは計り知れないことでしょう。
数年前、自分の国に帰ることが決まった友人は、

「I hope to meet you soon, I hope. 」

と言いながら、わたしと握手しました。
「Hope」 好ましい事物の実現を望むこと。
「Hope」 いつか、きっと。
「Hope」 その言葉の先にある互いの思い。

3月3日 雛祭の水曜日は、定休日となります。
尚、3月4日 木曜日よりメニューが替わります。
種から育てている野菜も、順調に発芽しています。

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