- 紫煙色の空
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とある夏のできごと
海に浮かぶ船から眺めた、北西の方角にうごめく雷雲
夕暮れ時と相まって、鮮やかな紫となった雲の帯が
あっというまにわたし達の頭上を、白銀の稲妻を携え通り過ぎていく
成す術もなく、雨に打たれ、ただ眺めた紫煙の帯
空がゴロゴロと唸る時節、いつもあの紫煙色の空の
優艶な美しさをおもいだします。
また、その直後に海面にあらわれた虹は、
鮮明な七色、右の端から左の端まで、何物に遮られることのない、完全なる形の虹
海に浮か七色のアーチです。
もう夏もすぐそこまできています。
リトルムッシュのお料理もすこしずつ夏にスライドしていきます。 -
- カテゴリー: プライベートのこと
- 2009 年 5 月 30 日